子どもたちが寄付先を選ぶ新しい寄付の形が始動!
子どもたちが寄付先を選ぶ新たな取り組みが始まる
新型コロナウイルスの影響で、社会のさまざまな側面に困難が生じる中で、寄付の新しい選択肢が紹介されました。それが「Learning by Giving」、つまり子どもたち自身が寄付先を選ぶプロジェクトです。このプログラムは、子どもたちが社会の問題を理解し、それに対する解決策を持つ団体を調査し、そこに自らの寄付を行うという過程を通じて、彼らの成長を促すことを目指しています。
このプロジェクトは、日本ファンドレイジング協会の呼びかけにより始まり、6月1日のキックオフで初めて時計が回り始めました。発表には認定NPO法人の代表者や、実際にプログラムを受講する大学生など多彩なスピーカーが揃い、寄付の重要性が強調されました。
「Learning by Giving」とは?
この取り組みは、アメリカで広がりを見せている「Learning by Giving」プログラムを日本に適応させたものです。日本では、特に若い世代が自分にはどれほど社会に貢献できるのか疑問を持ち、自己肯定感の低下を招くケースが多いとされています。このプログラムを通じて、子どもたちは寄付を通じた社会貢献活動に触れることで、役に立つ経験や自己肯定感を得ることが期待されています。
プロジェクトの具体的な内容
プロジェクトの一環として、以下のようなイベントや施策が展開されています。
1. キックオフライブセミナー
2023年6月1日、オンラインで行われたキックオフセミナーでは、プロジェクトの概要と目的が説明されました。参加者には、様々な分野の専門家や活動家が揃い、リアルタイムで質問なども受け付けました。
2. クラウドファンディングの開始
同日から7月31日まで、寄付を集めるためのクラウドファンディングも行われています。このキャンペーンでは、「あなたの寄付先を子どもたちが決める」という新しいアプローチで、多くの支援を呼びかけています。集まった資金は、Learning by Givingプログラムを中高生向けに実施するために利用され、その成果は多くの人々と共有される予定です。
参加者の声
このプログラムに関与することで、参加者は自らの経験を持ち寄り、それぞれの思いを語っています。例えば、大学生の木暮里咲さんは、自分たちが決めた寄付先に実際に寄付をすることで、他者のために行動する意義を感じ取ったと述べています。また、放送されたセミナーに参加した多くの視聴者も、寄付活動の重要性に気付き、新たな行動を起こすきっかけになったとコメントしています。
おわりに
この新たな寄付の形は、単に資金を提供するだけではなく、次世代の育成に寄与するものです。子どもたちが自ら考え、行動することによって、社会貢献への関心が高まり、さらには自己肯定感の向上にもつながると期待されています。
このように、Learning by Givingは、寄付の新しい形を提案するものであり、私たちの社会における重要なステップとなっていくでしょう。
会社情報
- 会社名
-
認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会
- 住所
- 東京都港区赤坂8-4-14青山タワープレイス8F fabbit青山内
- 電話番号
-
050-5799-4521