ジャパンシステムとNTTデータ中国の生成AIリワークショップ
ジャパンシステム株式会社は、NTTデータ中国と協力し、生成AIリテラシー向上を目的としたワークショップを先日開催しました。このワークショップは、両社の長年にわたる協業関係を背景に、実践的なスキルと知識を深めようとする取り組みの一環です。
ワークショップの目的と背景
今回のワークショップでは、生成AIの基本的な理解を促し、実践力の強化を目指しています。ジャパンシステムの代々木本社にて開催され、NTTデータ中国の各事業部から若手から中堅社員まで、合計17名が参加しました。講師には、生成AI推進室の室長である田尻文昭氏が務めました。
参加者の学びを深めるプログラム
ワークショップは「理解する」「体験する」「自分ごとにする」という3つのステップで構成されており、知識を定着させると共に実践力を高めることに重きを置いています。具体的には、参加者同士のグループワークを通じて生成AIツールを実際に使い、現場での活用イメージを具体化するための内容が盛り込まれています。
参加者からのフィードバック
NTTデータ中国の加藤顕二氏は、このワークショップを通じて、生成AIに関する新たな知識を得るだけでなく、実際の業務での活用の広がりを感じています。「興味はあるがなかなか使えていなかった」メンバーにとっても、この機会が実践の一歩を踏み出す助けとなったと語っています。
さらに、山田武氏はカスタマイズされた内容の実践ワークが多く組み込まれ、実際に使用する体験ができたことが成果だと述べ、進行役の田尻氏もその整理された内容の理解しやすさを強調しました。
今後のジャパンシステムの展望
ジャパンシステムは、金融や保険、通信、エネルギーといった重要な領域でのソフトウェア開発とシステム構築を行っています。2025年には生成AI推進室を新設し、企業全体でのAI活用を加速させる方針です。具体的には、生成AIリテラシー向上のためのワークショッププログラムの提供や、業務効率化を図るためのサービス開発に取り組みます。また、生成AIを開発プロセスに統合することで、更なる生産性向上を実現していく考えです。
まとめ
このワークショップは、NTTデータ中国のメンバーにとって、生成AIをビジネスにどう活かしていくかの出発点となりました。両社は今後もこうした連携を深め、AI技術のさらなる活用を推進していくことでしょう。ジャパンシステムとしては、教育からサービス提供、開発プロセスへの組み込み支援に至るまで、企業の現場に寄り添ったサポートを一貫して行う所存です。