アートの力でみんなをつなぐ新たな試み
近年、地域社会におけるアートの重要性が高まっています。一般社団法人星十色が中心となるプロジェクトでは、すべての人が自由にアートを楽しみ、交流できる場を提供することを目的とした「アートフェア」を計画しています。2022年11月30日までの期間、クラウドファンディングを通じて賛同者を募り、実現に向けた資金を集めています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトを主導するのは、小原緑氏。彼女は2005年から大阪府交野市で「おとなアートこどもアート」という絵画教室を運営し、地域に根付いた活動をしてきました。自閉症や発達障害を持つ子どもたちを対象にしたこの教室は、これまでに多様な生徒に支持されてきました。アート制作を通じて、彼らが成長する姿を見る中で、福祉とアートが融合した新しい形の支援が必要だと感じるようになりました。
その結果、2022年5月には「アトリエShiroiTo(シロイト)」という生活介護事業所を立ち上げました。そこでは、アートを継続的に学びながら、心身に障がいを持つメンバーが自立した生活を目指して創作活動に取り組んでいます。現在、この事業所では毎日100点以上の作品が生み出されており、アートを通じたコミュニケーションの重要性が際立っています。
目指すべき方向性
「アートフェア」では、地域のアーティストが集い、鑑賞者とともに作品を楽しむことを目指しています。この取り組みを通じて、アートが持つ力で心の壁を取り払い、多様な人々が共に参加できる社会を形成したいと考えています。また、プロジェクトの核心には、日々の活動を記念に残すための展覧会や作品集作成も含まれています。しかしながら、開所したばかりの事業所であるため、充分な資金が確保できないという課題もあります。
そこでクラウドファンディングを通じて、目標金額200万円を設定。これを集めることで、アートフェアの開催に必要な経費や作品集の制作費、メタバース空間での展示など、多岐にわたる活動を実現する計画です。
様々なリターンも魅力
支援者には、生活介護事業所「アトリエShiroiTo」が生み出したアート作品や、アートフェアの印刷物への名前記載、NFTギャラリーツアーやアートフェアツアーなど、多様なリターンが用意されています。また、プロジェクトの推進を希望する支援者に対して、生活介護事業所の立ち上げに関する相談にも対応します。これにより、地域の枠を超えたアートの交流の輪を創造することが期待されています。
応援の声
このプロジェクトには、多くの支援者から温かいメッセージが寄せられています。社会福祉法人素王会の理事長である今中博之氏は、「アトリエShiroiTo」が初めての展覧会を行うことは、赤ちゃんが初めて立ち上がる瞬間と同じくらい特別な意味を持つと讃えています。また、特定非営利活動法人100年福祉会の理事長である新川修平氏は、プロジェクトが「アトリエShiroiTo」にとって大切な存在であることを強調し、地域社会の可能性を信じています。
一緒にアートの未来を築こう
この取り組みは、自らの地域社会だけでなく、全国に広がるアートの可能性を示唆しています。あなた自身が住む街でも、アートを通じて人々がつながる未来が開けるかもしれません。ぜひこのプロジェクトに参加し、共に“アートで混ざり合う世界”を実現していきましょう。詳細は、クラウドファンディング専用サイト
ここ からご確認いただけます。