医療現場での学びを支える「MedicalOnline Video」
株式会社メテオが提供する医療動画配信サービス「MedicalOnline Video」が、作業療法領域の102本の動画を12月19日に追加配信することを発表しました。このプラットフォームは医師や看護師、技師、学生など、すべての医療従事者に向けた医療手技や診療に関する動画コンテンツを提供しています。
新たに加わる作業療法動画の内容
今回の追加配信では、作業療法の基本評価法として27本の動画、基本治療法として75本が新登場します。これにより、医療現場での実践力の向上や知識の強化に繋がることが期待されています。特に、作業療法士を目指す学生や新人作業療法士にとって、これらの動画は基本的な知識と技術を学ぶための貴重な教材となります。
作業療法動画の評価編
評価編では、FMA(Fugl-Meyer Assessment)やMAL(Motor Activity Log)、STEF(Simple Test for Evaluating Hand Function)など、多様な評価法の解説を行っています。また、MoCA-J(Montreal Cognitive Assessment 日本版)やSMSF(Inventory Scale for Mood and Sense of Fatigue)までカバーし、作業療法士を目指す学生や基礎を再確認したい方にとっても有意義な内容です。
作業療法動画の治療編
糸帳領域の治療編では、拘縮改善や課題指向型アプローチ、スプリントの活用方法などの具体的な手法が解説されています。ADL(日常生活動作)やIADL(手段的日常生活動作)への支援方法に加え、精神的リハビリテーションに関するテーマも多岐にわたります。この動画は実践的な治療技術を学ぶための重要な資源となるでしょう。
今後の展開
「Medical
Online Video」は今後も新たな動画配信を予定しており、言語聴覚療法や手術、臨床検査、臨床工学などの分野にも拡大していく予定です。2025年1月29日には言語聴覚療法動画が36本配信予定で、さらなる知識の深化が期待されています。
メディカルオンラインについて
メディカルオンラインは、2000年に開始した医療文献の電子配信サービスで、国内の約1,650の医療機関で利用されています。約1,700のジャーナルや435万文献を配信し、医療に関する様々な情報提供を行っています。今回の新動画発表も、その一環として進められています。
今後も「MedicalOnline Video」による医療コンテンツの充実が期待されます。患者へのより良い関わりを実現するための学びを、多くの医療従事者が享受できることを願います。