Marin SoftwareとCRITEOが提携拡大、広告運用の新時代到来
2012年10月2日、東京都において、広告主と代理店向けに検索広告管理プラットフォームを提供するMarin Software(米国サンフランシスコ)が、CRITEO(クリテオ株式会社)との提携を日本市場に拡大しました。この提携により、Marin Softwareの検索広告運用プラットフォームとCRITEOのパフォーマンスディスプレイ広告が統合され、より高度な広告運用が可能になります。
Marin SoftwareとCRITEOは、「Marinリターゲティング」として知られる新たなソリューションを通じて、パフォーマンスディスプレイ広告、検索広告、ソーシャル広告などを一つのプラットフォームで統合できます。これにより、データ分析や広告の最適化が一貫して行えるため、広告主にとっては効率的な運用が実現します。
このパートナーシップは業界初の試みであり、広告主にはパフォーマンスディスプレイ広告とオンライン広告運用に対する包括的なソリューションを提供します。これまで分断されていた広告戦略を統合することで、広告効果を最大限に引き上げることが期待されています。
特に、パフォーマンスディスプレイ広告はオンラインマーケティングの重要な要素として急速に普及しています。顧客獲得の手段としての効果を測定しやすくすることで、広告予算の配分を最適化し、投資収益率(ROI)を改善することが可能です。Marinリターゲティングは、検索広告、SNS広告、パフォーマンスディスプレイ広告のクロスチャネル分析も提供するため、マーケターにとっては非常に有用なツールとなるでしょう。
さらに、オンライン広告市場が急速に成長する中、データの断片化や部分的な最適化が発生し、マーケッターにとっては運用効率が低下する課題も存在します。この課題に対してMarinリターゲティングは、クリテオとの統合プラットフォームにより、オンラインキャンペーンのレポートと運用を一元化することが可能となります。これにより、広告主はより統合されたビジョンで広告運用を行うことが期待されています。
Marin Softwareの副社長であるMatt Lawson氏は、この提携に関して「クリテオとの統合により、広告主はディスプレイ広告から最大限のパフォーマンスを引き出すことができる。クリテオのリターゲティング技術は、Marinのビジョンに非常にマッチし、キャンペーンの視覚化や迅速な設定が可能になる」と述べています。
また、クリテオ株式会社の代表取締役である上野正博氏は、この提携が広告業界において意味のあるものであると語り、パフォーマンスディスプレイ広告と検索の相性の良さを強調しました。これにより、オンライン広告運用が一元管理できるため、より効果的なキャンペーンが実現できるとの見解を示しています。
現在、Marin Softwareは1800以上のブランドの広告を管理し、年間で40億米ドルを超える広告運用を行っています。サンフランシスコに本社を構え、160を超える国のマーケティング施策を支援しています。今後の成長が大いに期待されるこの2社の提携から目が離せません。
詳細情報については、マリンソフトウェアの公式ウェブサイトや公式SNSページを確認してください。ここから新たな広告運用の未来が始まります。
会社情報
- 会社名
-
マリンソフトウェア株式会社
- 住所
- 東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー3階
- 電話番号
-
03-6205-3179