新しい生活支援の拠点「みんなのスーパー長橋食堂」
石川県の珠洲市に、地域住民の生活支援と交流促進を目的とした新しい食品スーパー、「みんなのスーパー長橋食堂」が2025年5月7日にオープン予定です。このプロジェクトは、西日本で幅広く展開する生協を基盤に持つ一般社団法人グリーンコープ共同体によって支援されています。特に、能登半島地震後、地元大谷地区には生鮮食品を手に入れる場所がなく、住民のニーズが高まっていました。
運営の背景と目的
大谷地区は、震災の影響で商業活動が減少し、地域住民が食材を購入できる場所がなくなった「空白地」ともなっています。「みんなのスーパー長橋食堂」はそのニーズにしっかり応えるために設けられます。
グリーンコープは、店舗の運営に必要な冷蔵庫やレジなどの設備面を整えたほか、開業後も商品の仕入れなどの支援を続けることを約束しています。
リニューアルされた場所
店舗は、以前は休業状態だったゲストハウスを改修して作られます。イートインスペースや地域住民同士が交流できるスペースも併設されており、単なる買い物の場を超えた、コミュニティの拠点としての役割も担います。
開業時のイベント
オープン日には、地域の人々を招待する試飲会が行われるほか、盛り上がるガラポン抽選会も実施される予定です。地域に根ざした活動を続けるために、運営体制をしっかりと整えることが求められています。
グリーンコープ共同体の構成
グリーンコープ共同体は、2018年に設立され、九州から近畿、中国地方、さらには福島にいたるまで、無数の生協が協力し合っています。「食の安全」を重視し、地域の豊かさを追求する活動を続けてきています。特に「安心・安全な食べ物を子どもたちに届けたい」という思いは、地域の母親たちにも深く共感されています。
まとめ
「みんなのスーパー長橋食堂」は、地域社会のニーズを受けて設立される新たな拠点として、大谷地区に光をもたらすことでしょう。地域の皆さんが共に集い、交流を深める場として、また日々の生活に必要な食材を提供する場として、今後の展開がとても楽しみです。
基本情報
- - 営業日: 水・木・金・土 7:00~15:00
- - 住所: 珠洲市長橋町11-5
- - グリーンコープ共同体: 公式サイト