堀場エステックが新たな工場を稼働
堀場エステックが、半導体事業を支える「京都福知山工場」を本格的に稼働し、新たな生産体制の確立を目指します。この拠点は、主力製品であるマスフローコントローラー(MFC)や薬液濃度モニターなどを生産するための重要な生産ラインです。
高度な生産体制をめざして
約23,000㎡の広さを誇る福知山工場は、高効率な生産体制を実現するために、自動化ラインや自動搬送装置を導入しました。これにより、需要の変動に柔軟に対応可能な生産能力を持つ工場へと進化します。将来的には国内のMFC生産能力を約3倍、薬液濃度モニターの生産能力も約2倍に引き上げることが予定されています。
データマネジメントによる運営の最適化
HORIBAは独自のデータマネジメントシステムを活用し、工場の運営を効率化させます。生産工程で取得したデータや、運転データを可視化し、エネルギー運用の最適化にもつなげることが目指されています。この取り組みは、隣接する「京都福知山テクノロジーセンター」との連携を強化し、研究開発から量産までの一体的な拠点として福知山エリアを確立することにも寄与します。
環境への配慮と持続可能性
福知山工場では、太陽光パネルの設置や水素を用いるエネルギーの活用によって、脱炭素社会の実現を目指しています。約5,000㎡の面積に配置された太陽光パネルからの電力は、工場内での使用を最大化します。
また、余剰電力は水電解によって水素に変換され、燃料電池による発電に利用される仕組みが整えられています。この取り組みにより、環境負荷を低減しながら運用コストの最適化を進めていきます。
工場の詳細情報
- - 所在地: 京都府福知山市三和町みわ4番地1
- - 敷地面積: 36,011㎡
- - 延床面積: 23,292㎡(2階建て)
- - 構造: SRC造
- - 着工: 2024年7月
- - 竣工: 2026年1月
- - 従業員数: 約50名(2026年5月末時点)、2030年には600~800名体制を予定
- - 投資総額: 約170億円
堀場エステックは、地域経済の活性化や企業成長を目指し、半導体業界におけるイノベーションを引き起こす存在として注目されています。