商船三井マリテックスが富山高等専門学校で特別講義
2025年11月4日、商船三井マリテックス株式会社は富山高等専門学校にて特別講義を実施しました。この講義は、日本政府が提唱する「Society 5.0」に向けた取り組みの一環であり、高等専門学校での未来技術人材の育成を目的としています。
Society 5.0とCOMPASS 5.0事業
日本政府が目指すSociety 5.0社会は、経済や社会の構造変化に対応する革新を意味します。この中で、高等専門学校が行うCOMPASS 5.0事業では、社会や地域の課題解決に向け、自律的かつ主体的に学ぶ学生の育成を目指しています。商船三井マリテックスは、この理念に賛同し、直接学生たちに知識と経験を伝える場を設けました。
講義内容と参加者
講義は旧富山商船高等専門学校、現在は射水キャンパスにて行われ、商船三井、商船三井マリテックス、北拓の代表者各1名を含む合計4名の講師が参加。約90分間の講義では、海運に関する最新の動向や業界の未来について語られました。この日は合計約60名の生徒が教室で参加し、オンラインでは本郷キャンパスや函館工業高等専門学校にも中継されました。
生徒たちの質問と関心【500文字】
講義が終了すると、参加した生徒たちから多くの質問が寄せられました。彼らの質問内容は、海運業界の将来性、技術革新に関する具体例、さらには学生生活との両立に至るまで多岐に渡り、講師陣もその関心の高さに驚かされました。生徒たちの向学心溢れる姿勢は講師陣にとっても大きな刺激となり、今後の指導にも活かしていく所存です。
商船三井グループの取り組み
商船三井グループは、海運を基盤にした社会インフラ事業を展開しています。特に洋上風力発電や海洋開発、さらには船舶建造など、技術者育成に力を入れており、今後もこのような講義を通じて次世代の人材育成に寄与していく方針です。
富山高等専門学校の旧校歴
富山高等専門学校は、100年以上の歴史を持つ旧富山商船高等専門学校と、1964年に設置された富山工業高等専門学校が統合された学校です。現在は6学科に約1400名の生徒が学んでおり、国際ビジネス学科を含む多彩なカリキュラムを展開しています。
今回の特別講義を通じて、商船三井マリテックスは、地域の未来を担う若者たちに貢献できることを誇りに思い、引き続き人材育成に励んでいきます。