株式会社テラスカイは、令和7年1月15日(水)に鹿児島市役所応接室で立地協定式を行い、鹿児島市への事業所開設を正式に発表しました。この日、出席したのはテラスカイのCEO佐藤秀哉氏、鹿児島市の下鶴隆央市長、そして鹿児島県商工労働水産部長の北村貴志氏です。この協定により、テラスカイは今後、地域におけるICT産業の活性化と雇用創出を目指し、新たな拠点を設けることとなりました。
テラスカイは平成18年に設立された企業で、Salesforceを中心にしたクラウドインテグレーション事業や自社製品の開発に取り組んでいます。特に大手企業に対する高品質なサービスの提供に定評があり、最新技術に精通したエンジニアを揃えています。また、グローバル展開にも力を入れ、海外の拠点を構えるなど、その規模と技術力を広げています。さらに、システム開発だけでなく、マーケティングプロセスの自動化支援、AI解析、データの連携、運用・保守業務、さらには人材派遣に至るまで、多岐にわたる事業を展開しています。
テラスカイはまた、大学などの教育機関と提携し、学生向けのIT講座を開講して地域のIT人材育成にも貢献しています。今回、鹿児島市に新たな事業所を設けることで、優秀なIT人材の採用と育成を促進し、地域と共に持続的な成長を図る狙いがあります。これにより、鹿児島市内でのICT産業のさらなる発展と、地域の雇用創出に寄与することが期待されます。
新たに設立されるテラスカイの事業所は、鹿児島市武1丁目2番10号のJR鹿児島中央ビル802号室に位置し、118.76㎡(約35.92坪)の面積を持ちます。事業所の操業開始は令和7年8月を予定しており、今後5年間で25名の新規雇用を見込んでいます。主要な事業内容は、Salesforceなどのクラウド技術を活用したシステム開発に特化しています。
鹿児島市でも、情報通信業やデザインコンテンツ製作業、コールセンター、製造業など様々な企業の進出を支援しており、テラスカイの開設もその一環として注目されています。市としては、地域の活性化を図るとともに、IT業界の発展を一緒に推進していく考えです。今後のテラスカイの活動に期待が寄せられています。