アトランタに誕生する、若年層向けハイグレード賃貸住宅「NOVEL Blandtown」
住友林業と中央日本土地建物は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ市のウェストミッドタウンに、総戸数250戸の大規模賃貸集合住宅「NOVEL Blandtown」を開発します。2026年10月から順次入居開始、2027年5月の竣工を目指しています。
魅力的な立地と充実の設備
本物件は、再開発が進むアトランタ中心部のウェストミッドタウンに位置しています。ギャラリーやライブハウス、おしゃれな飲食店などが集積し、若い世代を中心に人気が高まっているエリアです。ミッドタウンの主要雇用地帯へも車で10分、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港へも車で25分と、交通アクセス抜群です。さらに、近隣には多くの商業施設や飲食店が充実しており、生活利便性も非常に高いと言えるでしょう。
建物は、スタジオタイプから2ベッドルームタイプまで幅広い間取りを用意。屋上ラウンジやプール、中庭のウッドデッキ、映画鑑賞用の大型スクリーンなど、共用施設も充実しています。NOVELシリーズの特徴である高品質な仕様を採用し、快適な居住空間を提供します。
環境にも配慮した先進的な建築
本物件は、下層2階が鉄筋コンクリート造、上層5階が木造という混構造となっています。木造部分には、2×4材を使用した枠組壁工法を採用。鉄筋コンクリート造に比べて、コストとCO2排出量を削減することに成功しています。また、木材はCO2を吸収し、炭素として貯蔵するため、環境への配慮も万全です。
企業の連携とグローバル展開
住友林業と中央日本土地建物は、ワシントンD.C.やデンバー、シアトル近郊での集合住宅開発に続き、4件目の共同プロジェクトとなります。住友林業グループは、2017年から米国での賃貸用集合住宅開発に参入。2023年には年間着工戸数が3,853戸に達し、全米9位相当の実績を誇ります。中央日本土地建物は、海外事業の強化を目指しており、本プロジェクトは米国での更なる事業拡大に繋がります。
未来へ向けた取り組み
住友林業グループは、「Mission TREEING 2030」という長期ビジョンを掲げ、森林経営から木材建材、建築、不動産開発まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。本物件の開発も、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環と言えるでしょう。
中央日本土地建物グループも、環境性能の高い不動産の開発・運営や再生可能エネルギーの活用などを通じて、持続可能な社会づくりに貢献しています。
まとめ
「NOVEL Blandtown」は、魅力的な立地、充実した設備、環境への配慮を兼ね備えた、次世代の賃貸住宅です。住友林業と中央日本土地建物の連携によって実現した、このプロジェクトは、両社のグローバル展開における新たな一歩となるでしょう。今後、アトランタの街にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。