Open Platform SLSの登場
株式会社システムクリエイトが、Formlabs社のSLS 3Dプリンター、特に「Fuse 1」および「Fuse 1+」向けの新機能「Open Platform SLS」を発表しました。この新機能により、ユーザーはサードパーティ製のパウダーを活用でき、研究開発や特別な材料が必要なプロジェクトの実現が可能になります。
Open Platform SLSとは?
「Open Platform SLS」は、Open Material ModeとPreForm設定エディタを利用することによって、FormlabsのSLS 3Dプリンターでサードパーティ製のパウダーを使用した3Dプリントを行うことができます。これにより、研究者や技術者は特定の材料を用いて新たな実験や開発が進められ、Fuseシリーズの適用範囲が格段に広がります。
新機能の詳細
オープンマテリアルライセンス
「Open Material Mode」を採用することで、1065 nmレーザーに対応するサードパーティ製のSLSパウダーをFuseプリンターで自由に使用できます。このライセンスにより、さまざまな材料に挑戦できる環境が整います。
プリントセッティングエディター
さらに、印刷設定をカスタマイズするためのエディターを導入。これにより、Formlabsの内製材料や一部の外部材料でのプリントパフォーマンスを最適化し、品質を向上させることができます。
認証済み材料の選択
あらかじめ調整された印刷設定を用いることで、Formlabsプリンターで使用可能な高品質の認定サードパーティ製材料を選択できる便利さもあります。
使用上の注意
ただし、「Open Platform SLS」はFuseシリーズの熟練者向けの機能であり、誤った使用や設定はプリンターに重大なダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。利用者には十分な経験と知識が求められます。
システムクリエイトの役割
システムクリエイトは、ものづくり企業向けに多種多様なソリューションを提供するプロバイダーです。3Dプリンターや3Dスキャナーなどの販売や、CAD/CAMソフトウェア、技術サポート、トレーニングまで幅広くカバーしています。また、自社の加工・造形のナレッジを活かして、受託造形の依頼も受け付けています。
会社情報として、システムクリエイトは1992年に設立され、現在は大阪府東大阪市に本社を構えています。電話番号は06-6618-8555、詳細は公式ウェブサイト
https://systemcreate-inc.co.jp/で確認できます。
新しい「Open Platform SLS」は、3Dプリンティングの未来に向けた重要な一歩を示しています。研究者や開発者の皆さん、ぜひこの革命的な機能を活用して、イノベーションの波を起こしてください。