岐阜県に新たなる風景の旅「おくひだマウンテンバス」登場
2025年の夏、岐阜県からの依頼を受けた一般社団法人奥飛騨温泉郷観光協会が新たな観光名所「おくひだマウンテンバス」を運行することが決定しました。このバスは、2025年6月28日から7月18日までの間、オープンバスとして運行され、平湯バスターミナルと新穂高ロープウェイを結ぶ約20キロメートルのルートを走ります。今回は、この特別な観光プロジェクトの詳細をお伝えします。
開放感あふれるオープンバスの魅力
「おくひだマウンテンバス」はその名の通り、屋根のないオープンバスです。頭上が開放された景色の中で、バスに乗り込むと心地よい風が吹き抜けます。自然の香りや鳥のさえずり、そして気温の変化を直に感じることができるこの体験は、普通の観光では味わえない特別なものです。
北アルプスと温泉地をめぐる美しいルート
このバスのルートには、槍ヶ岳や穂高連峰など日本百名山にも選ばれている北アルプスの絶景が待っています。道中には五つの名湯があり、それぞれが独自の温泉情緒を醸し出しています。旅の途中で温泉に立ち寄り、心と体を癒すのも良いでしょう。特に新緑の季節に訪れることで、より一層美しい風景が堪能できます。
ガイドによる生の案内で奥飛騨を深く知る
このマウンテンバスでは、奥飛騨温泉郷観光協会のスタッフがバス内で案内役を担当します。彼らは地域の歴史や文化、自然の魅力をリアルタイムで伝えてくれます。このような「生のガイド」によって、観光客は自分では知り得なかった情報を得ることができ、より深い理解を持つことができます。
子供たちが名付け親のバス、その誕生秘話
「おくひだマウンテンバス」という名称は、地元の小学生たちのアイデアから生まれたものです。彼らの視点から生まれたこの名称は、地域との結びつきを表しています。運行の前日にはお披露目式が行われ、小学生たち自身がバスに乗車して故郷の自然を体感します。
体験を豊かにする特典
さらに、バスを利用する方々には特典があります。行き帰りともにバス乗車時には「アルプスのパン屋さん」の美味しいパンとドリンクがプレゼントされます。特徴的なパンやドリンクを味わいながら、旅の思い出をさらに豊かにすることができます。
概要
この「おくひだマウンテンバス」は、
- - 運行期間:2025年6月28日から7月18日
- - 料金:片道2000円(高山濃飛バスセンター発着便は4000円)
- - 乗車は全席予約制。事前決済が必要です。大人と子供(未就学児も同額)で同じ料金です。
- - 定員:44席
- - 便数:1日6便(往復各3便)
- - 運行会社:濃飛バス
運行開始日が近づくにつれ、地域一体となったプロモーションが進められ、観光の復興に向けた期待が高まっています。このバスを利用して、自然豊かな奥飛騨の風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。心に残る旅の思い出が作れることでしょう。