Confluence Cloudで進化するONLYOFFICEコネクターの新機能
シンガポールのAscensio Systems Pte. Ltdによって開発されたConfluence Cloud用ONLYOFFICEコネクターが、最新バージョンv1.2.0をリリースしました。このアップデートにより、PDFファイルのリアルタイム編集と共同作業が可能になり、企業やチームにとって非常に便利なツールがさらに強化されました。
PDFファイルの編集機能の革新
これまでのONLYOFFICEコネクターでは、PDFファイルを閲覧することはできましたが、編集は不可能でした。しかし、v1.2.0ではONLYOFFICE PDFエディターの全機能が利用できるようになり、PDFの操作性が飛躍的に向上します。具体的には、次のような編集が可能です。
- - 既存のテキストの編集: テキストの修正や新たなテキストボックスの追加が行えます。
- - オブジェクトの挿入: 表や図形、画像、ハイパーリンク、数式など、様々なオブジェクトを自由に挿入・修正できます。
- - ページ操作: ページの回転、新しいページの追加、不要なページの削除なども直感的に行えるようになりました。
新たに追加された注釈機能では、文字や文をハイライトしたり、下線を引く、コメントを残す、手書きの描画を行うこともできます。さらに、Confluence内でインタラクティブなPDFフォームを作成・編集する機能も加わり、ユーザーはテキストエリアやドロップダウンリスト、チェックボックスなどを簡単に追加できるようになりました。
リアルタイムの共同作業の強化
バージョン1.2.0では、他のConfluenceユーザーと同じPDFファイルを同時に編集することもできます。また、デフォルトの厳密モードでの作業が可能になり、手動での変更保存も行えます。高速モードを活用すれば、すべての編集内容がリアルタイムで反映されるため、よりスムーズな作業が期待できます。
新しいオフィスファイル作成機能
このバージョンでは、文書やスプレッドシート、プレゼンテーション、記入可能なPDFフォームをゼロから作成できる新機能も追加されました。従来のバージョンではなかったこの機能により、ユーザーは必要なファイルをSpace内で素早く作成し、直接ONLYOFFICEエディターで編集を開始できます。
スプレッドシートの利便性向上
バージョン1.2.0では、スプレッドシート内のセルに外部リンクを追加することが可能になりました。これにより、元データが更新された場合でも、別途手動でコピーをすることなく、対応する値を自動的に更新できます。この機能は、大規模なデータセットを扱う際に非常に役立ちます。
ユーザーの視認性を向上
大規模なチームで作業しているとき、他のメンバーがどのファイルを編集しているかを把握することは重要です。v1.2.0では、ONLYOFFICEエディター内にユーザーのアバターが表示されるようになり、共同編集者を視覚的に認識できます。
対応フォーマットの拡充
更新されたONLYOFFICEコネクターは、より多くのフォーマットへの対応も強化されました。これにより、DOCMやXLSM、POTMなど、多くのオフィスファイルが編集できるようになり、さらに様々なニーズに応える柔軟性が増しました。
ONLYOFFICEについて
ONLYOFFICEは、オープンソースプロジェクトとして、安全で高度なドキュメント処理を提供しています。世界中で1,500万人以上のユーザーが利用しており、豊富な機能を持つこのオフィススイートは、あらゆるビジネスシーンで役立つツールです。今後もONLYOFFICEは進化を続け、ユーザーの利便性を高めていくことでしょう。