株式会社木下の保育、DX化による業務効率化
株式会社木下の保育(以下、木下の保育)は、認可保育園や学童保育の運営で知られる企業ですが、最近では業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めており、消防点検を含む法令点検に関する業務効率化を図っています。新たに導入した「スマテンBASE」は、その主力ツールとして注目されています。このシステムは、愛知県名古屋市に本社を置く株式会社スマテンが提供しており、WEB上で簡単に点検情報や報告書を一元管理できる便利なプラットフォームです。
導入の背景
木下の保育は、2021年9月にスマテンBASEを導入する運びとなりました。それ以前は、複数の業者に依頼した消防点検の管理が非常に煩雑であり、報告書の形式も業者によってさまざま。PDFファイルや紙での郵送など現場ごとに異なる対応が求められていたため、業務の負担は大きくなっていました。また、点検結果をPDF化する際の手間や、毎年の監査に必要な書類の準備でも多くの時間を要していたのです。
しかし、スマテンBASEの導入により、こうした課題は一挙に解決できると期待されています。
スマテンBASEの導入の決め手
スマテンBASEの強みは、各保育園の点検や工事に関する情報を一元的に管理できる点にあります。使用者である木下の保育は、点検の状況や消防設備点検結果をアプリ上で簡単に確認でき、これまでのように何度もメールを開く必要がなくなるため、業務の効率が格段に向上しました。また、点検日程の調整もスマテンが行ってくれるため、本社スタッフは他の業務に専念することができるようになったといいます。驚くべきは、導入にかかる費用が無料で、コストパフォーマンスも良好だったという点です。このような魅力が、スマテンBASEの導入を決定づけました。
効果と期待
導入以降、本社ではスマテンBASEを用いて、点検が確実に行われているかを確認するだけで済んでいます。これまでのように問い合わせをする手間もなく、スムーズに点検報告が届くことに対して非常に満足しているとのこと。今後は、他の施設においても同様にスマテンBASEを利用することで、さらなる統合管理を進めていく意向も示されています。特に、ビルに設置されている保育園の消防点検もスマテンBASEに登録できるようになれば、より便利になるはずです。
今後の展望
スマテンを最初に導入した際は、消防設備や昇降機に関する点検が中心でしたが、さらなる法定点検の情報提供にも期待が寄せられています。これからも、ビジネスパートナーとしての信頼関係を深めていくことが、木下の保育のビジョンです。法律や保育施設の設置状況は常に変化するため、信頼できるベンダーからのサポートは非常に重要です。木下の保育とスマテンは、お互いに協力しながら持続的な成長を目指し、その関係をより強固なものにしていきたいと語っています。
スマテンBASEとは
スマテンBASEは、法令点検に関する課題をDXにより解決するためのツールです。多重下請け構造を排除し、建物管理者と点検者を直接つなぐことで、コスト削減を実現しています。システムは全国的な対応が可能で、さまざまな法令点検に無理なく対応します。お問い合わせも専用コンシェルジュが対応し、安心して使用できる環境が整っています。
木下の保育の新しい取り組みは、地域や業界においても良い影響を与えることでしょう。今後のさらなる発展に注目です。