自律走行草刈りロボット「Taurus80E」が日本に上陸
2025年8月、札幌市に本社を構えるALLYNAV JAPAN株式会社が、革新的な電動自律走行型草刈りロボット「Taurus80E」の販売を開始することを発表しました。このスマート草刈りロボットは、果樹園や公園、法面など複雑な地形において、自動で草刈り作業を行うことができる次世代のツールです。
Taurus80Eの特長
高精度の自律走行
Taurus80Eは、完全無人運転によりセンチメートル単位の精度で自律走行を実現します。その秘訣は、±2.5cmの高精度RTKナビゲーションにあり、この技術により作業計画から進行状況までをスマートフォンで容易に遠隔管理することが可能です。
環境に配慮した駆動方式
電動駆動を採用し、環境に優しい48V・8.1kWhの大容量リチウム鉄バッテリーを搭載。これにより、最大4から5時間の連続稼働を実現し、排ガスゼロで静音設計となっています。使用者は静かな環境で作業を行いながら、効率的に除草を進めることができます。
全地形対応の安定した走行
Taurus80Eは、≦20度の傾斜地、ぬかるみ、さらには果樹園の間をも安定して走行可能です。その刈幅は、主刃が最大800mm、副刃420mmを備え、木の根元を傷つけることもなく除草作業を行える仕様になっています。
安全性への配慮
この草刈りロボットには、さまざまな安全機能が標準装備されています。緊急停止ボタンやミリ波レーダー、衝突回避ユニットを搭載することで、使用者や周囲の安全が確保されており、夜間作業のためのライト機能も用意されています。
主要スペック
- - 製品名: Taurus80E
- - 寸法: 1280×1210×650mm(補助アーム展開時1780×1460×650mm)
- - 重量: 300kg
- - 刈幅: 最大1200mm(主800mm + 副420mm)
- - 走行方式: 電動クローラー式
- - 登坂能力: 最大30度
- - バッテリー稼働: 最大4-5時間
- - 制御方式: 自律ナビゲーション / ワイヤレスリモコン操作(オプション)
多様な活用シーン
Taurus80Eは、主に以下の分野での活用が期待されています:
- - 農業法人や自治体による大規模な除草
- - 法面や河川敷、空港、ダムの植生管理
- - 公園や公共緑地の自動芝管理
- - インフラ工事・維持管理業者による定期的な除草業務
販売およびデモの情報
「Taurus80E」に関する詳細情報、および製品のデモ予約、見積もりについては、全国の取扱店にお問い合わせを行ってください。将来的にはモニター展開も予定されています。
公式Webサイト:
ALLYNAV JAPAN
メール:
[email protected]
まとめ
「Taurus80E」は、スマートな除草作業を実現する未来の農業を支える不可欠な存在です。革新技術を駆使したこのロボットが、日本の農業環境を一変させる日も近いでしょう。