生成AIを活用した教育改革に挑む
教育界での技術革新が進む中、株式会社Inspire HighはTBSと共に「学びの充実など教育課題の解決に向けた教育分野特化の生成AIの実証研究事業」において重要なパートナーシップを結んでいます。この事業は、文部科学省から委託を受けたもので、実社会に根ざした学びを通して、生徒の学習意欲向上や主体的で対話的な深い学びの実現を目指しています。
TBSの実証事業の背景
TBSが手がけるこの実証事業は、生成AIを活用することで、教員が直面する「問いの設定」といった課題に対処し、生徒の探究学習を支援することを目的としています。実際の教育現場では、教員が一人ひとりの生徒の興味を引き出し、社会の出来事と結び付けてフィードバックする時間を取ることが難しく、そのための解決策を模索しています。
このような状況において、Inspire Highは生成AIを用いた教育支援が果たす役割に注目し、探究学習を通じて生徒の学習意欲を高める方法について検証を進めています。
Inspire Highの役割
Inspire Highは、中学校や高校の探究学習に特化したプログラムを展開しており、今回の実証事業においては、TBSが開発した生成AIサービスを導入。このサービスは、生徒の興味に合わせたニュース情報や深堀りのヒントを提供することで、探究学習における「問いを立てる」過程を支援します。また、実証は東京都渋谷区と千葉県印西市の学校で行われる予定です。
他にも、TBSは鹿児島県高知市や埼玉県行田市、兵庫県芦屋市などでもこの実証研究を進めています。
Inspire Highのプログラムの魅力
Inspire Highでは、世界の多様な価値観や職業、社会問題に触れることで、生徒たちの探究的な思考を促進しています。「答えのない問い」に挑むことで、自己表現力や他者を理解する心を育てることを目的としています。
また、2024年に改訂された新しい学習指導要領では「生きる力」の育成が重視されており、未来を生き抜くための21世紀スキルや非認知スキルの重要性も高まっています。Inspire Highのプログラムは、オンラインでの双方向の授業形式を採用し、経済的や地理的な条件に関わらず多くの生徒に機会を提供しています。
具体的なプログラムの例
Inspire Highは、たとえば元台湾デジタル担当大臣のオードリー・タンと考える「社会はどう変えられるか?」や、詩人の谷川俊太郎との「言葉とは何か?」、マサイ族長老との「アイデンティティとは何か?」など、多彩なテーマで顧問を招いています。これにより、教育の知識だけでなく、生徒の柔軟な思考を促す場を提供しています。
結論
Inspire HighとTBSの取り組みは、学校教育の現場において生成AIを最大限に活用し、生徒たちが自ら問いを立て、社会とつながる探究的な学びを実践できるようになることを目指しています。このパートナーシップによって、新たな教育の未来が切り拓かれていくことが期待されます。