令環コーデが提案する新たなファッションの形
法政大学人間環境学部の金藤正直教授ゼミが、株式会社メルローズとの共同プロジェクトを通じて、廃棄されるはずの「残反」を利用した衣服を開発しました。この新しいファッションラインは、2025年9月19日よりメルローズのECサイトで販売されます。これにより、持続可能なファッションの在り方がより身近に感じられるようになります。
プロジェクトの背景と目的
このプロジェクトは、従来の「使って捨てる」という経済モデルから、資源を無駄にせず循環させる「サーキュラーエコノミー」へとシフトすることを目的としています。学生たちは、衣服の生産過程で発生する残反を資源として捉え、ファッションの持つ文化やトレンドの流れも再評価し、過去のスタイルを現代に甦らせる提案をしています。
「令環コーデ」という名前には、持続可能な取り組みを反映した意味が込められています。1990年代の渋カジや、古着を組み合わせながら、時代を超えた思い出や記憶をファッションで表現することを学生たちは目指しました。彼らの独創的なアイデアをもとに、衣服がただの消費財ではなく、意味やストーリーを持つ存在となることを願っています。
商品について
商品ラインナップ
1.
法政大学×メルローズ CIRBRICスタンダードB.Dシャツ
- カラー・サイズ:3色(ブルー / ストライプ / チェック)・Fサイズ
- 価格:9,000円(税込9,900円)
2.
法政大学×メルローズ CIRBRICコットンウールテーラードダブルジャケット
- カラー・サイズ:1色(ネイビー)・S, Mサイズ
- 価格:19,000円(税込20,900円)
3.
法政大学×メルローズ CIRBRICウールブレンドチェックスカート
- カラー・サイズ:2色(ベージュチェック / グリーンチェック)・S, Mサイズ
- 価格:9,000円(税込9,900円)
いずれの商品も、メルローズのECサイトにて購入可能で、見た目だけでなく環境への配慮もなされたアイテムです。デザイン性と持続可能性を兼ね備えた商品として、ファッション業界に新たな風を吹き込むことでしょう。
環境問題に対する取り組み
このプロジェクトに参加した学生たちは、アパレル業界におけるCO2削減にも力を入れており、特に衣服のライフサイクルに注目しています。原材料調達から廃棄までの過程で多くのCO2が排出されることが問題視されています。そこで、残反の活用と廃棄衣服のリサイクルという2つのアプローチを通じて、持続可能な衣服づくりの実現を目指します。
メルローズの企業理念
株式会社メルローズは、単にファッションを提供するだけでなく、未来や夢を創造する企業です。50周年を迎えたメルローズは、「服を創るだけでなく、夢をも創ること」を企業理念に掲げ、時代を超えて愛されるブランドを展開しています。多様なブランドを持つメルローズのビジョンには、持続可能なファッションの未来も含まれています。
この共同プロジェクトは、学生たちにとっても学びの場であり、アパレル産業の変革に寄与する貴重な経験となるでしょう。これからのファッションが環境に優しいだけでなく、持ち主の心に響くような美しいストーリーを持つものであってほしいと願っています。
Cirbric Project特設ページ
まとめ
メルローズと法政大学の共同開発によるこの新しいファッションラインは、未来を見据えた持続可能なアパレルの形を示しています。9月19日以降、様々なスタイルを楽しみながら、環境保護にも貢献できるアイテムを手に入れるチャンスが訪れます。ぜひ皆さんも新しい流行を取り入れ、この取り組みを応援しましょう。