タニウムが北京で開催した年次カンファレンス「Converge Tokyo」
2026年6月12日、東京都心のANAインターコンチネンタルホテル東京で、タニウムが主催する年次カンファレンス「Converge Tokyo」が開催されました。このイベントは、全世界の主要都市で実施されるフラッグシップイベント「Converge」の日本版で、今年は歴史的な規模で約1,600人のセキュリティ担当者が一堂に会しました。
テーマ「自律化が導く転換点」
今年のカンファレンスは「Autonomous IT. Unstoppable Business. 自律化が導く転換点 ― ITが企業と経営を守る、新しいかたち」をテーマに、多岐にわたる講演とシンポジウムが行われました。近年の生成AIの進歩により、「AI対AI」のサイバー攻防が現実のものとなる中、従来のマニュアル作業による運用構造の限界が浮き彫りになっています。タニウムは、従来の運用からAIを駆使した新しいセキュリティ運用モデル「止まらないIT」への転換を提案しました。
基調講演の内容
基調講演では、タニウム合同会社の代表執行役社長、原田英典氏やTanium Inc.のCEO、ダン・ストリートマン氏、COOのマット・クイン氏が登壇し、自律型IT運用の重要性やそれに伴う課題について解説しました。特に、生成AIの進化に伴う攻撃者の動向や、企業が直面するセキュリティ上の課題については深い洞察がありました。
ダン・ストリートマン氏は、15年間にわたって続けているアイアンマン競技の経験から、リアルタイムでの情報提供が完走を支える要素であるとし、参加者との「Unstoppable」なパートナーシップの重要性を訴えました。
Tanium Atlasの導入
最も注目される取り組みとして、「自律型オペレーションシステム」Tanium Atlasの発表がありました。Tanium Atlasは、AIを駆使することで、複雑なIT環境を一元管理し、リアルタイムでのデータ活用を実現させるための基盤です。参加者は安価で簡単に管理ができ、かつ情報収集、業務対策を迅速に行うことができるこのシステムに魅了されました。また「Agentic Workflow」という新しいワークフローを通じて、リアルタイムで状況に応じた判断を支援する仕組みも示されました。
セッションとハンズオンラボ
カンファレンスでは、20以上のセッションが行われ、参加者は最新の技術や製品を体験できる「ハンズオンラボ」も設けられました。これにより、参加者たちは実際にタニウムの技術を活用し、その可能性を探る機会が提供されました。
自律型ITの未来へ
タニウムの代表である原田氏は、リアルタイムの情報がAIによる自律的判断を可能にすると強調し、AIを活用した次世代のIT運用推進を目指す意義についても述べました。現在のサイバー攻撃の増加は無視できない問題であり、企業がどのように自らを守るかが今後の鍵となります。タニウムは、こうした脅威に対応するための必要な情報を提供し、社会において確固たる地位を築いていくことでしょう。
新たに打ち出されたテーマやテクノロジー、そして参加者とのディスカッションを通じて、タニウムの「止まらないビジネス」の実現に向けた意気込みが確実に伝わってきました。自律型ITが企業に与えるインパクトは計り知れず、今後の動向に注目が集まります。