鳥羽商船高専の挑戦
三重県鳥羽市に位置する鳥羽商船高等専門学校。この学校の情報機械システム工学科に所属する学生たちが、2023年2月21日に名古屋で行われた「第13回高校生ビジネスプラングランプリ東海地区発表会」で、彼らのビジネスプラン「AIみくじで開運ショッピング」によりオーディエンス賞を受賞しました。
コンペティションの舞台
このビジネスプランコンテストは、日本政策金融公庫が主催し、高校生たちの創業に対する意欲を高めるために実施されています。今年は参画した学校が639校、参加人数は14,967人という大規模なものとなり、鳥羽商船高専のチームは5,640件の応募の中から見事ベスト100に選出され、発表の機会を得ました。
「AIみくじ」の機能とは
発表されたビジネスプランは、三重県鳥羽市相差町の観光振興を目的としたものです。学生たちが開発した「AIみくじ」というアプリは、タブレットPCで撮影した利用者の顔写真をもとにAIが年齢や性別、表情などを分析し、その結果に基づいて地元特産品をおみくじの形式で提案します。これにより、観光客一人ひとりにカスタマイズされた購買体験を提供し、地域内での消費拡大を狙います。
このプランの特徴は、提案される内容がユーザーの表情や季節によって変わることです。リピーターにとっても新たな発見や楽しみをもたらすことから、観客から高い評価を受けました。
オーディエンス賞の受賞
発表会当日、観客による投票が行われ、「AIみくじで開運ショッピング」は最も支持を集め、オーディエンス賞を受賞しました。審査員からは、「おみくじとAIの組み合わせは素晴らしい発想。パーソナライズされた体験は旅行業界でも注目を集めている」と称賛され、地域課題に対する理解や発想力、技術的なスキル、実行力が全て示されたバランスの良いプランとして評価されました。
受賞後、学生たちは「1年間の努力が実を結び、とても嬉しい。これからはこのプランをさらに磨き、実現に向けて進めていきたい」と喜びを語りました。
鳥羽商船高専の教育方針
鳥羽商船高等専門学校は、1875年に航海測量習練所として創立された由緒ある教育機関で、商船学科と情報機械システム工学科の2つの学科を持っています。この学校では、科学的思考と高度な技術を学び、地域社会や国際的な舞台で活躍できる人材の育成に力を入れています。
今回の受賞は、学生たちの努力の成果であると同時に、学校の教育方針が生み出した自信の表れでもあります。これからも地域との連携を大切にしながら、次世代の技術者やリーダーを育成していくことが期待されています。
まとめ
鳥羽商船高専の学生たちが誇る「AIみくじ」は、地域の活性化に向けた新たなアプローチとして、多くの可能性を秘めています。これからの展開に目が離せません。