高齢者の健康と不安
2024-09-12 13:51:11

高齢の親と離れて暮らす子どもたちの健康への不安と新サービスの登場

高齢の親と離れて暮らす子どもたちの健康への不安と新サービスの登場



近年、都市部への移住やライフスタイルの変化により、離れて暮らす高齢の親を持つ子どもたちが増加しています。特に、65歳以上の親を持つ人々は、健康や介護、認知症に関する不安を抱えているという調査結果が出ています。

東京大学発のヘルスケアスタートアップ、issin株式会社が実施したアンケート調査によると、離れて暮らす高齢の親を持つ人の約3割が今夏、親に会えなかったと回答しています。健康状態に対する気がかりの中では「健康状態」が最も多く、ついで「介護が必要になる可能性」、「認知症の兆候・認知機能の低下」と続きます。このような状況にもかかわらず、多くの子どもたちは親の健康を心配しつつも、実行に移す行動は取っていないことが明らかになりました。

親の健康を見守る新機能「見守りモード」



このような家庭の不安を受け、issinは「スマートバスマット」に新たに「見守りモード」という機能を追加しました。これは、主に高齢者とその家族が健康状態を効果的に把握できるようにするためのものです。見やすいユーザーインターフェースを持ち、測定間隔が空いたときには家族に通知を送ることで、健康管理をサポートします。

「見守りモード」は、高齢者でも利用しやすい設計がされているため、家庭内での活用が期待されます。また、家族間でも積極的にコミュニケーションを図りながら、健康状態を把握できるような仕組みが整っているのです。

子ども世代の行動に課題



調査によると、親の健康に対する心配は高まっている一方で、実際に何かしらのアクションを起こしている人は少ないことが分かりました。「特に何も実行していない」が最も多い回答でした。このことは、親の健康を維持するための行動が難しいことを示しています。大きな要因として、遠方に住んでいるため、普段の生活で実際に親をサポートするのが簡単でないからです。

例えば、親が高齢であるが故に体調の変化を常に確認することは難しく、また介護が必要なタイミングを逃してしまうこともあります。ただ、約半数の回答者が「遠方から親の健康状態や生活リズムを把握できる商品・サービスがあれば利用したい」と考えていることから、健康状態をサポートする仕組みに対する需要が高いことが伺えます。

健康状態の見守りが可能なサービスの重要性



「スマートバスマット」は、ユーザーが測定結果をリモートで確認することができ、離れた場所でも親の健康を気にかけることが可能です。離れていても、子どもたちが親をしっかりと支えるためのツールとなることが期待されています。新たに導入された「見守りモード」によって、親の健康状態を簡単に把握できるため、家族のコミュニケーションも促進されるでしょう。

まとめ



健康状態を気遣う気持ちと、その実態についての認識が乖離している現状が明らかになりました。しかし、「スマートバスマット」を通じて、親と子どもがより近い関係を構築しながら健康管理の強化を図ることができる時代が来ています。新しい機能がどのように利用されていくのか、今後の展開が楽しみです。

このように、家族の健康維持をサポートする製品やサービスの重要性が増している時期において、新たな技術革新が私たちに便利さをもたらしているのです。しっかりと親を見守りながら、健康的な生活を共に築いていくことが求められています。


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