2025年首都圏で人気の住みたい街ランキングが発表されました！

2025年版「住みたい街ランキング」首都圏版発表

株式会社LIFULLが運営する不動産情報サービス「LIFULL HOME'S」は、2025年版の「住みたい街ランキング」を発表しました。このランキングは、LIFULL HOME'Sに掲載された物件への「問合せ数」を基にしており、世間の住まい探しのリアルな動向を反映しています。

借りて住みたい街編

借りて住みたい街ランキングでは、初めて「葛西（東京）」が1位を獲得しました。葛西は、江戸川区の臨海エリアに位置し、大手町まで17分でアクセスできる便利な立地です。広大な埋立地が広がり、手頃な賃貸物件が充実しているため、進学や就職で都内に移住する初期入居者にとって魅力的な地域となっています。また、インバウンド需要も高まっており、外国籍の住民も増加しています。

2位は「本厚木（神奈川）」で、コロナ禍により居住ニーズが高まったことが影響しています。3位にはさいたま市の中心部「大宮」が登場しました。都心近くで賃料が比較的安価な地域が上位を占めており、都心回帰の傾向も見受けられます。

急上昇ランキングでは「日暮里」が1位に。ターミナル駅からのアクセスが便利で、比較的安価な賃料設定が人気の理由です。

買って住みたい街編

購入物件については、昨年に引き続き「勝どき」が6年連続1位となりました。この地域はタワーマンションが多く供給されており、富裕層を中心に強い人気を誇っています。2位には「八王子」がランクインし、郊外の需要増加が伺えます。

「後楽園」と「品川」も明らかに注目されています。特に品川はタワーマンションの供給が相次いでおり、住まいとしての関心が高まっています。さらに、平野部の「湯河原」や「大網」なども上位に位置しており、郊外の住宅購買ニーズが浮き彫りになっています。

今後の展望

これらのランキング結果から、都心と郊外の需要が二極化している様子が今日の不動産マーケットにおける明確なトレンドとして表れています。また、急上昇している駅は投資対象としての魅力も持っており、今後の価格動向なども注視する必要があります。

LIFULL HOME'Sの調査データにより、さまざまな要因から住みたいエリアが変化していることが明確になりました。今後も不動産市場の動向は目が離せないトピックとなりそうです。