自分だけの場所、あなたは?
2014-12-01 15:00:02

都市生活者のオアシス事情:自分だけの空間をあなたは持っていますか?

都市生活者のオアシス事情:自分だけの空間をあなたは持っていますか?



現代社会において、家や職場以外に自分だけの落ち着ける空間を持つことは、心身の健康を保つ上で重要性を増しています。今回、都市生活者の「自分だけの場所」に対する意識を調査した結果を報告します。

「自分だけの場所」保有率は4人に1人



調査によると、「自分だけの場所」を持っていると回答した人は全体の25.6%でした。「欲しいけど持っていない」と答えた人は42.9%と、約半数の人が自分だけの空間を求めていることがわかります。

興味深いのは、年齢との関連性です。60代、70代では「自分だけの場所」を持っている割合が30%を超え、年齢が高くなるほどその割合が増加する傾向が見られました。これは、年齢を重ねるにつれて、自分自身と向き合う時間や、リラックスできる空間の必要性が高まることを示唆しているのかもしれません。

世代で異なる「自分だけの場所」



「自分だけの場所」として利用されている場所は、世代によって大きく異なっていました。

若年層(20~30代)では、「カフェ」「公園などの屋外」が人気です。一方、60代では男性は「居酒屋」、女性は「スポーツクラブ」といった傾向が見られました。

若年層がカフェを選ぶ理由は、手軽さと居心地の良さにあると考えられます。一方、シニア世代が居酒屋やスポーツクラブを選ぶのは、年齢層に合わせた社交の場としての側面や、健康増進を目的とした利用などが考えられます。

「自分だけの場所」での過ごし方



「自分だけの場所」で何をしているかという質問に対しては、「スポーツ」「飲酒・飲食」「自然に触れる」が上位にランクインしました。しかし、20~30代の男性では「何もしない」という回答が目立ちました。

これは、若年層の男性が「自分だけの場所」を単なる休息の場として捉えている可能性を示唆しています。一方、女性はアクティブにスポーツや飲食などを楽しむ傾向が強いようです。

調査概要



調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
調査対象:楽天リサーチにモニター登録している20~70代の男女
サンプル数:1,100サンプル(各年代男女それぞれ50サンプル)
調査期間:2014年8月8日~8月11日
調査機関:楽天リサーチ株式会社

まとめ



本調査から、都市生活者の「自分だけの場所」に対するニーズの高さと、年齢・性別による多様な利用実態が明らかになりました。現代社会において、個人が心身のリフレッシュや、自分自身と向き合うための空間を持つことの重要性を改めて認識させられる結果となりました。今後の更なる研究を通して、より詳細な分析を進めていく予定です。より詳細な情報や、その他の調査結果については、下記問い合わせ先までご連絡ください。

問い合わせ先

本リリースについて:読売広告社総務局 乗杉 (TEL:03-5544-7104)
調査の詳細:「自分の居場所(サードプレイス)に関する調査」について:読売広告社コミュニケーションデザイン統括都市生活研究所 河野 (TEL:03-5544-7223)

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