日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」が迎えた1周年
名古屋市昭和区に位置する「STATION Ai」は、開業から1年を迎え、日本最大級のオープンイノベーション拠点としての存在感を示しています。運営を行うSTATION Ai株式会社は、スタートアップ約600社とパートナー企業約400社という会員数を誇り、今やビジネス発展を目指す多くの人々に利用されています。
この1年間、STATION Aiの取り組みは目覚ましく、約1,000社の会員に対して、月平均5.3万人が入退館しており、さまざまなイベントが開催されてきました。この数は、単なるビジネス層に留まらない多様な来訪者によって支えられています。STATION Aiは、地域経済にも大きな影響を与える存在として成長を続けており、さらに多くの協業が進行中です。
開業1周年の実績
2025年10月31日の時点で、STATION Aiは会員社数1,000社を突破し、この1年間で30社以上のスタートアップが生まれました。300件以上の協業も進行中で、STATION Aiは地域のエコシステムビルダーとしての役割をしっかりと果たしています。特に、会員の中には東京に本社を置くスタートアップが多い一方、地元のパートナー企業は約7割が東海エリアに位置しており、活発な地域連携が構築されています。
会員限定イベント「Thanks Day」の開催
この1周年を祝う意味を込めて、2025年10月31日には会員限定イベント「Thanks Day」が開催されました。このイベントでは、スタートアップ30社が登壇し、それぞれの強みやサービスをアピールする「スーパーマッチングイベント」が行われました。
愛知県知事の大村秀章氏が来場し、地元産業への期待を込めた挨拶を述べました。続くSTATION Ai株式会社の代表取締役社長兼CEO、佐橋宏隆が開業からの成果を振り返り、今後の展望について語りました。
さらに、様々なトークセッションや交流タイムが設けられ、参加者同士の新たなつながりを生む機会も提供されました。イベント終了後にも多くの交流が行われ、会員同士の関係性が深まる貴重な時間となりました。
この先の展望
STATION Aiは、開業からの成功を踏まえ、2年目に向けた新たな挑戦を見据えています。より大きな市場機会を捉えたディープテック領域へのスタートアップ支援、製造業とのオープンイノベーション推進を強化し、海外スタートアップの誘致にも取り組む方針です。また、生成AIをはじめとするAIの分野にも特に注力し、「AI×製造業」といった新たな産業創出を加速させていく計画です。
STATION Aiは、愛知県を拠点に、日本全国、さらにはアジアを牽引するオープンイノベーションターミナルを目指して、挑戦を続けます。地域の皆様のご支援を受けながら、さらなるイノベーションを生み出す場として進化を続けていくでしょう。今後の展望に、ますますの期待が寄せられています。