メディアプラス、Caregilityとの提携で日本の医療を革新
2025年1月、株式会社メディアプラスは、米国の医療テクノロジー企業Caregilityと国内販売代理店契約を締結しました。この契約により、メディアプラスはCaregilityの先進的なバーチャルナーシングサービスを日本市場に導入することが決定され、医療従事者と患者のより良い繋がりを実現します。
Caregility社について
米ニュージャージー州に本社を構えるCaregilityは、40年以上の歴史を持つ大手TV会議システムインテグレーターでYahoo!アメリカのヘルスケア部門からスピンオフし、2019年に設立。医療システムの効率化と患者ケアの向上を目指し、革新的な技術を提供しています。現在、1,100以上の病院と連携し、年間600万以上のバーチャルケアセッションを実施しています。
最新のサービス内容
メディアプラスはCaregilityの以下の2つのサービスを提供します。
バーチャルナーシング(i Consult)
これは、遠隔地にいる医療従事者との双方向音声およびビデオ通話を実現するためのソフトウェアです。患者やその看護師が簡単に医療従事者と接続し、必要なケアを迅速に受けられるため、医療現場のリソース不足解消に貢献します。
遠隔モニタリング(i Observer)
1人の看護師が最大16人の患者を同時にモニタリングできるこのソリューションは、ナイトビジョン機能を備えた高性能カメラで精密な観察を可能にします。これにより、看護師の業務負担を軽減し、患者の安全を確保することが期待されます。
クラウド対応の専用デバイス
Caregilityは医療環境に最適化された専用デバイスを提供しており、以下のモデルがあります。
- - APS100 Pro(シングルカメラモデル)
- - APS200 Duo(デュアルカメラモデル)
- - APS250C(モバイルカートモデル)
- - APS260C(モバイルカートモデル、22インチタブレット一体型)
これにより、医療従事者は最新の技術を用いて患者のケアに取り組むことができます。
代表者のコメント
CaregilityのCEOであるRon Gaboury氏は、「この新しいパートナーシップを通じて、日本の医療システムにおける遠隔医療のリーダーシップを発揮できることを嬉しく思います」とコメントしました。また、メディアプラスの社長・菅野尚子氏も「Caregility社との提携を通じて、日本の病院に革新をもたらす新しいソリューションを提供していきます」と語っています。
未来の医療システムへ
メディアプラスとCaregilityの提携は、今後の日本における医療現場のデジタル化や効率化を進め、患者と医療従事者にとってより良い環境を提供する第一歩となるでしょう。バーチャルナーシング及び遠隔モニタリングサービスの導入は、医療の現場に新たな可能性をもたらすと期待されています。今後の展開に注目が集まります。