大阪府大東市がLINEで新たに導入したゴミ減量ゲームで楽しむ分別学習

ゲームで楽しく学ぶ！大東市のごみ分別

大阪府大東市が2024年7月24日から新たに導入した「ごみ減量化ゲーム」は、市民が楽しくゲームをプレイしながらごみの分別方法を学べる新しい試みです。この取り組みは、ごみに関する知識をより身近に感じてもらうため、また分別の重要性を再認識してもらうために設計されました。

なぜごみ減量が必要なのか？

現在、大阪湾広域臨海環境整備センター、通称フェニックス最終処分場では、近畿地方からの廃棄物を受け入れています。令和14年度まではここでの受け入れが続くものの、その後は施設が容量を超え、処分が困難になることが予想されています。これにより、ごみの減量が急務となった状況です。このような背景から、市民にごみの分別について知識を提供し、具体的な行動を促す手段が求められました。

市では以前より「ごみ収集カレンダー」を発行して周知していましたが、その内容が約3,000通りにのぼるため、人々に理解してもらうまでには多くの時間と手間がかかっていました。そのため、より効率的に情報を提供できる方法を模索した結果、身近なアプリであるLINEを活用したゲーム形式での導入が決まったのです。

ごみ減量化ゲームの遊び方

ごみ減量化ゲームは、簡単に始められます。LINEのメインメニューから「くらし→ゴミ」を選び、「ごみ減量化ゲーム」をタップすることでプレイが可能になります。

ゲーム中、画面上部から落ちてくるゴミをタップしながらスライドさせ、正しいゴミ箱に移動させます。もしライフがゼロになるとゲームオーバーになり、自分の獲得したスコアが表示されます。スコアを記録することで地域ランキングにも参加でき、他のプレイヤーと順位を競い合う楽しみもあります。なお、このゲームはスマートフォンやタブレット端末で楽しむことができ、操作はタッチで簡単に行えます。

開発の背景と今後の展望

「ごみ減量化ゲーム」は、自治体向けのクラウドサービス「GovNext」によって開発されました。このサービスをもとに、大東市は市民の利便性を向上させれるよう継続的に努力していく方針です。

株式会社福島情報処理センターがこのゲームの開発を手がけており、公式LINEで友だち登録をすることでゲームにアクセスできる仕組みも整えられています。今後も市民が楽しみながら学び、実生活に役立つ情報を提供することに力を入れていくと述べています。

このゲームを通じて、楽しくごみの分別学習を行い、地域全体の環境意識向上に寄与することを期待しましょう。