大阪・関西万博で注目されるアップサイクルの取り組み
2025年に開催される「EXPO2025 大阪・関西万博」で、特に注目を集めているのが「忘れ物傘」を利用したアップサイクルの取り組みです。このプロジェクトは、JR西日本グループとoctangle合同会社の協力により実施され、来場者に新たな体験を提供します。
1. 忘れ物傘の現状
JR西日本管内では、駅や列車内の忘れ物として毎月約9,000本の傘が見つかります。その多くは廃棄される運命にありますが、JR西日本グループはこの現状を打破し、循環型社会の実現を目指しています。この取り組みは、2023年度から始まり、2024年には環境省準大賞も受賞しています。これにより、忘れ物傘はただの無用なものではなく、価値のある資源として再活用されることが明らかになりました。
2. EXPO2025における取り組み
2025年9月には、大阪市が主催する「大阪ウィーク」に出展します。このイベントでは、octangleが中心となり、忘れ物傘を使った「UPCYCLE×ART」をテーマにしたパフォーマンスやワークショップが行われます。参加者は、実際にアート制作に参加し、環境問題についての意識を深める機会を得ることができます。
イベント概要
- - イベント名: みんなの力で未来をつくる!大阪の起業家・中小企業エキシビション
- - 主催: 大阪市
- - 日時: 2025年9月9日(火) 10:00~19:30
- - 場所: 大阪ヘルスケアパビリオン・リボーンステージ
パフォーマンス内容
1.
アートライブ: 障害者アート活動の一環として、忘れ物傘を使ったライブアートパフォーマンスが行われます。このセッションでは、華道家の生駒敦氏が作品を創作し、その作品は後に展示される予定です。
2.
ワークショップ: 忘れ物傘を使ったオーナメント制作のワークショップも用意され、参加者は「未来へのメッセージ」を記入できる機会を得ます。制作したアート作品は、夜のライトアップと共に展示されます。そうすることで、アートと光が織りなす幻想的な空間を楽しむことができます。
3. octangle POP UP SHOPの開催
EXPO2025の期間中、特別なポップアップショップもオープンします。ここでは、アップサイクルされたアイテムを手に取ることができ、ブースでは多種多様な商品が展開される予定です。これは、「UPCYCLE×CREATIVE」というコンセプトのもと、持続可能な社会に向けた新しい製品を提案する機会となります。
POP UP SHOP概要
- - 開催場所: ルクア イーレ4F イベントスペース
- - 開催期間: 2025年9月19日(金)〜23日(火・祝)
- - 内容: アップサイクルフラワー、アクセサリー、バッグ等
このように、大阪・関西万博は「未来をつくる」ための重要なプラットフォームとなっています。参加者は単なる観覧者ではなく、持続可能な未来に向けたアクションを共に創り出す一員になれるのです。皆さんもこの歴史的な瞬間にぜひ参加してください。