心の健康を守る
2025-03-01 11:26:51

自殺対策強化月間に向けた取り組みを通し心の健康を守る

厚生労働省は、毎年3月に自殺対策強化月間を設け、国民に向けて自殺防止の重要性を理解してもらうための啓発活動を行っています。この活動は、各関係府省庁との連携の下、悩みを持つ人々に積極的に情報を提供し、支援を行うことを目的としています。

2024年における自殺者数の暫定値は20,268人で、前年と比較して1,569人減少となる見込みです。これは統計開始以来、2番目に少ない数値となる可能性があります。しかし、一方で小中高生の自殺者数は527人に達し、前年から14人の増加を示しており、特に若者の自殺が深刻な問題になっています。

2025年にはさらに強化された活動が予定されており、電話相談やSNSを通じた相談支援体制の拡充が図られます。特に中高年層や若者をターゲットとした啓発ポスターや動画、インターネット広告の活用が進められる予定です。このように、幅広い年齢層にアプローチすることで、相談窓口の利用を促進する狙いがあります。

また、インターネットやSNSに不慣れな方々に向けても配慮がされており、印刷して配布可能な相談窓口の案内リーフレットを作成し、ゲートキーパー教育に関する広報も行っています。これにより、より多くの人々に心理的支援の重要性を伝えていくことが期待されます。

特に「まもろうよ こころ」と呼ばれるサイトでは、様々な相談窓口や自殺対策に関する情報がまとめられています。このサイトは利用者が気軽に電話やSNSを通じて相談できる環境を整え、心の健康を守るための情報発信を行っています。また別の「支援情報検索サイト」では、悩みや地域別に適切な相談窓口を探すことも可能であり、ニーズに応じた支援を受ける手助けがなされています。

厚生労働省は、悩んでいる方々が一歩踏み出して相談することができるよう、積極的な啓発活動を続けていきます。この思いは、心の健康の維持と向上に繋がります。自殺対策は決して一過性の問題ではなく、社会全体で継続的に取り組むべき非常に重要なテーマです。この機会に、自分自身や周囲の人々に目を向け、相談し合う大切さを再認識したいものです。


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