卒業アルバムが届ける新たな希望
ある日、卒業アルバムを手に取ったとき、あなたはどんな思い出を思い描くでしょうか。笑顔あふれる記念写真や、大切な友達との思い出が詰まった一冊は、一生の宝物です。そんな特別なアルバムが、今度はアフリカ・モザンビークの子どもたちに笑顔を届けることになりました。
夢ふぉとの国際貢献プロジェクト始動
大阪に本社を構える株式会社夢ふぉとが、「国際貢献アルバム背景デザインプロジェクト」の第2弾として、この取り組みを開始します。卒業・卒園アルバム専業の同社は、アルバムの背景テンプレートを選ぶことで1%の寄付が生まれる仕組みを導入し、現地の子どもたちを支援する活動を行っています。これは「思い出で人の心の温度を1℃上げます」を理念に掲げる同社の特色をよく表しています。
モザンビークの現状
モザンビーク北部のカーボ・デルガド州—ここは長引く武装衝突と気候災害の影響で、非常に厳しい状況にあります。数十万人が避難を余儀なくされ、住民の生活は困窮しています。特に教育環境が大きな打撃を受けており、安全な学びの場を願う子どもたちが多くいます。国連やNGOからも教育や衛生環境の整備が強く求められている地域です。
小さな一歩から始まる笑顔の循環
この困難な状況を踏まえ、「学び」「食べる」「生きる」という人々の根本的なニーズに応えるため、アルバムの背景を選ぶという小さなアクションが子どもたちの未来に寄与することを夢ふぉとは力強く信じています。「Smile Cycle」と名付けられたこのプロジェクトは、思い出作りが同時に命を育む仕組みです。
具体的には、アルバムの背景テンプレートを選ぶことで、それに応じた資金がNGOに寄付され、現地の衛生環境や教育支援に使われます。この循環ができることで、卒業アルバムを手に取る日本の家庭の思いが、遊びや学びの場の確保へとつながっていきます。
代表からのメッセージ
代表取締役の林さゆり氏は、「思いやりですべてうまくいく社会の実現」と「思い出で人の心の温度を1℃上げます」という二つの言葉を胸に、活動を続けています。「卒業・卒園の瞬間が、遠い地の子どもたちの毎日を豊かにする力になることを願っています」と語ります。
未来を結ぶ架け橋
株式会社夢ふぉとのこの新たな取り組みは、単なる寄付活動ではありません。選択が循環を生む仕組みを作り上げることによって、公私ともに人々がつながり相互に支え合う未来を描いています。これからも、アルバムを通じた国際協働の可能性を広げ、多くの笑顔を生み出す活動を続けていくでしょう。卒業アルバム—それがもたらす笑顔の輪を一緒に広げていく、あなたの参加が求められています。