岩手でのLINE活用セミナーの概要
2023年10月、岩手県盛岡市のアイーナ・いわて県民情報交流センターで、株式会社CARTA MARKETING FIRMが主催する「マーケティング事例研究会Vol.2」が開催されました。このイベントでは、LINEの活用法について具体的な事例を交えて学ぶことができました。
プロジェクトの背景
本イベントは、CARTA MARKETING FIRMがファーストサウンドや杜陵高速印刷と協力して推進するLDX(ローカルデジタルトランスフォーメーション)プロジェクトの一環として行われました。このプロジェクトは、地方のデジタル化を促すための人材育成や具体的な課題解決を目指しています。
イベントの内容
セッションの紹介
セミナーは、最初にCARTA COMMUNICATIONSから来た山田優馬氏と兒玉理奈氏によるプレゼンテーションが行われました。まず山田氏がLINE公式アカウントの基本的な機能、さらにその効果的な友だち集客手法について詳しく解説しました。LINEはメッセージ配信機能に加え、クーポンやショップカード機能などが利用できるため、顧客のリピート利用を促進できるツールであると指摘されました。
友だち獲得の広告施策
次に、友だちを集めるためのLINE広告施策についても触れ、4つの主要な施策(LINEプロモーションスタンプ、LINEポイントFriendsAD、LINEオープンキャンペーン、LINE広告(友だち追加))が紹介されました。企業はこれらの施策を目的に応じて的確に選ぶ必要があると強調されました。
山田氏は、ブロック率の管理にも注意を払い、友だち獲得後も魅力的なコンテンツを提供し続ける重要性を示しました。
情報の質と利便性
後半では兒玉氏が登壇し、アカウント作りにおける「情報の質」と「利便性」の重要性について語りました。情報の質とは、ユーザーが求める情報を把握し、最適なタイミングで配信すること。利便性は、ユーザーが使いやすく感じる機能(会員証、予約機能、限定クーポンなど)を提供することに関連しています。
参加者からのフィードバック
セミナー終了後には、参加者から地方自治体のデジタル化に関する質問が多く寄せられ、その中には地方企業がLINEを活用したプロモーションや「Uターン就職」の促進に関する具体例の紹介などがありました。参加者たちは、LINE公式アカウントの活用方法を学び、地方のデジタル化に貢献したいという意欲を示しました。
今後の展望
今回のイベントを通じて、デジタル人材の育成と地域のデジタル化がより促進されることが期待されています。LDXプロジェクトは引き続き、地域の企業や自治体がデジタル技術を活用し、コミュニケーションの向上を図るための活動を続けていく方針です。参加者たちが得た知識や経験が今後のビジネスや地域発展につながることを期待しています。