2025年8月度の賃金伸び率ランキングを徹底分析！和歌山県がアルバイト・パートで1位

2025年8月度賃金伸び率ランキングの最新情報

株式会社フロッグが発表した「2025年8月度都道府県別賃金伸び率ランキング」では、アルバイト・パートで和歌山県が前月比+4.74%で1位に輝きました。このデータは株式会社フロッグが収集した求人情報をもとに分析したもので、アルバイト・パート、派遣、正社員の各雇用形態に分類されています。

厚生労働省の最低賃金設定

2025年8月4日に厚生労働省の中央最低賃金審議会は、2025年度の全国平均最低賃金を時給1,118円とすることを決めました。この引き上げは、昨年の51円から63円増加し、過去最大の上昇幅を記録しています。

賃金伸び率の全体動向

今回の調査結果によると、各雇用形態の賃金増減率は次の通りです。アルバイト・パートは+0.43%から+4.74%、派遣は-8.39%から+0.84%、正社員は-0.24%から+1.40%の範囲で変動しています。

アルバイト・パートの都道府県別ランキング

アルバイト・パートの賃金伸び率ランキングでは、1位に和歌山県（増加額+57円、増加率+4.74%）、2位に奈良県（増加額+49円、増加率+3.98%）、3位に三重県（増加額+45円、増加率+3.60%）がランクインしました。

一方、ワースト3には島根県（45位、増加額+10円、増加率+0.88%）、千葉県（46位、増加額+11円、増加率+0.82%）、沖縄県（47位、増加額+5円、増加率+0.43%）が名を連ねています。特に和歌山県は過去12ヶ月での賃金推移でも上昇を続けており、2025年8月には平均時給1,259円に達しました。対照的に沖縄県は時給がほぼ横ばいの状態です。

派遣および正社員の動向

派遣の賃金伸び率ランキングでは1位に富山県（増加額+11円、増加率+0.84%）、2位が埼玉県（増加額+8円）、3位が北海道（増加額+6円）となっています。一方で、奈良県では-8.39%の減少が記録され、特に看護師求人の影響が大きいとされています。

正社員については、長崎県が1位（増加額+3,398円、増加率+1.40%）、奈良県が2位と続き、これらの地域では月給の上昇が顕著です。