高校教員向け研修
2024-08-29 10:47:23

名古屋商科大学が主催した高校教員向けケースメソッド研修の報告

名古屋商科大学が開催したケースメソッド研修



名古屋商科大学では、2024年8月20日から22日にかけて高校教員を対象とした「Case Teaching Workshop 2024」を実施しました。本イベントは、高等学校におけるケースメソッドの普及を目指したもので、参加者は多岐にわたり、教育現場で実践可能な知識とスキルを学ぶ機会を得ました。

ケースメソッドとは


「ケースメソッド」は、実際のビジネスの問題を題材にしたケースを使って、学生に問題解決能力を身につけさせる教育手法です。名古屋商科大学ビジネススクールがすべての授業にこのメソッドを導入しているため、教授陣がその実践方法を指導する重要な役割を担っています。

研修内容の詳細


研修は様々なプログラムで構成されており、以下の内容が行われました:
  • - 講演: 「いまなぜケースメソッドなのか?」
  • - ケースメソッド教授法レクチャー
  • - デモ授業: 大学の教授陣が実際の授業を模倣し、参加者にケースを示しました。
  • - 問題点の講演: 「高等学校で行うケースメソッド教育の課題」
  • - 授業演習: 参加者自身が授業を行い、フィードバックを受ける形式です。
  • - パネルディスカッション: 教員同士での意見交換の場も設けられました。
  • - 質疑応答: 参加者が疑問点を講師に尋ねることができる時間がありました。

参加者の反応


参加した高校教員からは、ケースメソッドに対する関心が高まったとの声が多く寄せられました。「授業での実践が待ち遠しい」「自身の教育技術を向上できた」といった感想があり、研修が非常に有意義であったことが伺えます。特にデモ授業では、積極的に討論が行われ、参加者同士の意見交換が活発に行われました。

実際の授業実演の効果


長野県の穂高商業高等学校から参加した教員は、オリジナルのケース教材を使った授業実演を行いました。このセッションでは、参加者が生徒役を演じ、実際の学習体験を通じて、ケースメソッド授業の実現に向けた具体的な方法を探求しました。
彼らは、普段の教育活動の中で直面している課題に対するヒントを得ることができ、今後の授業実施に向けたモチベーションを見出しました。

研修を通じた学び


全プログラムの中で、高校教員たちは新しい視点を得るとともに、今後のケースメソッドの導入への意欲が高まる結果となりました。この3日間を通じて、高等教育におけるケースメソッド教授法が高校教育に与える影響の大きさを実感し、多くの教育者の未来に対する展望が開けたと言えるでしょう。

講師陣のプロフィール


竹内伸一教授は、名古屋商科大学ビジネススクールでケースメソッド教育の第一人者として知られています。彼の幅広い学術知見と実務経験は、参加者にとって大きな刺激となりました。竹内教授は1988年に早稲田大学を卒業後、さまざまな職歴を経た後にケースメソッド予備校を設立し、その後も多くの大学で教授を務め、現在は名古屋商科大学で高等教育改革に貢献しています。

名古屋商科大学の「Case Teaching Workshop 2024」は、ただの研修にとどまらず、高校教育の質向上に寄与する重要なイベントとして位置づけられました。参加者が未来の教育を見据える新たな一歩を踏み出すきっかけとなったことは間違いありません。


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会社情報

会社名
学校法人栗本学園
住所
愛知県日進市米野木町三ヶ峯4-4
電話番号
0561-73-2111

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