社会人1~10年目の貯金と年収の実態とは?
最近、パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda」が実施した調査により、20~34歳の社会人1~10年目のビジネスパーソンにおける貯金や年収、仕事に対する価値観が浮き彫りになりました。本記事では、その調査結果を詳しく見ていきましょう。
貯金状況の実態
調査によると、社会人1~10年目の平均的な貯金額は451万円となっています。しかし、全体の約10%にあたる人々は貯金がゼロであることもわかりました。男女別に見ると、男性の平均貯金額は535万円に対して、女性は368万円となっており、やはり貯金の差が出ています。
年次別に見てみると、貯金額は194万円から673万円という幅があり、年が経つにつれて貯金が増えていく傾向にあります。理想の年間貯金額についても触れると、全体の平均は237万円であり、そのうち3割は100万円を目安にしていることがわかりました。
年収の実態
次に、年収についてのデータも見逃せません。調査によれば、現在の年収が「300~400万円未満」と回答した人が22.6%と最多で、次に「400~500万円未満」が19.9%となっています。全体の62.2%は500万円未満の年収に収まっています。
社会人1~2年目と3~5年目では年収500万円以上の割合が増加していきますが、5年目以降はその割合が30%台前半に留まっています。目標年収についても、「500~600万円未満」との回答が最も多く、次いで「400~500万円未満」が続きました。
収入アップへの取り組み
社会人として自らの収入アップに向けて動いているかどうかも重要なポイントです。調査結果では、「特に取り組んでいない」との回答が38.9%と多く、資格取得やスキルアップを目指している人は限られていることがわかります。特に年次別でみると、1~6年目までは「資格取得」や「スキルアップ」を意識する人が多い一方、7年目以降は「資産運用」の重要性が増してくるようです。
仕事観とプライベートの優先度
プライベートを優先している人の割合は70.2%に達し、若手ビジネスパーソンが仕事よりも私生活を大切にしていることが示されています。また、お金を使う優先順位を見ても、趣味や娯楽が1位に位置しており、その後に資産形成や投資が続いています。
結論
社会人1~10年目においては、貯金や年収が年次と共に増加傾向にある一方で、プライベートを重視する文化が根付いていることが見受けられます。特に貯金0の人が存在することは、今後の経済状況に不安を抱える人が多いためかもしれません。このようなリアルなデータを反映しながら各自のキャリア形成を考えることが、今後の大きな課題と言えそうです。若手社会人が自らの将来に向けて自信を持てるよう、さまざまな支援が求められています。