新たな森づくり、Ponta会員と共に
林業ベンチャーの株式会社ソマノベースは、土砂災害による人的被害をゼロにするという目標を掲げ、株式会社ロイヤリティ マーケティングと提携し、北海道美幌町における森づくりを革新しています。これまでの取り組みをアップデートする形で、「Ponta」会員たちと共に新たな森づくりプロジェクトがスタートしました。
Ponta会員とのコラボレーション
ソマノベースでは、環境や社会に寄与する活動を日常生活の中で楽しみながら実践することができるアプリ「Green Ponta Action」を通じて、観葉植物の苗木を育てる「MODRINAE-戻り苗-」というサービスを提供しています。ユーザーはこのアプリを利用して、日常の中で環境に対して少しでも良いことをするとポイントが貯まり、最終的には美幌町での植樹に貢献できる仕組みです。
この活動により、育てた苗木は約2年後にロイヤリティ マーケティングが主体となり、森林保全団体の「more trees」と共に美幌町の「Pontaの森」に植樹される予定です。
MODRINAEとは?
「MODRINAE」は、通常の観葉植物として育てることができる代わりに、将来的には森の一部として成長する苗木を育てていく新しい形態です。これまでに60社以上の企業や団体が参加し、2,000本以上の苗木が育てられてきました。これによって人々が森林保護に参加する楽しみを見出し、同時に環境意識を高めることを目指しています。
北海道での取り組みの意義
今回、美幌町での植樹を行う理由として、北海道の植生に適したミズナラを選定したことが特徴です。通常の植樹は和歌山県で行われていますが、地域に適した樹種を選ぶことで、地域の生態系にも配慮されている点が顕著です。このように、地域ごとの特徴を生かした森づくりは、持続可能な林業の模範となることでしょう。
企業の見解
ロイヤリティ マーケティングの新規事業開発部部長、佐藤智仁氏は「未来を見据えた行動の象徴としてこの取り組みを発展させていきたい」とし、またソマノベースの奥川季花代表も「リスクの少ない森づくりには連携が必要」と強調しています。これにより、林業への関心を高めると同時に、環境保護への活動の輪が広がっていくことが期待されます。
未来の森づくりに向けて
様々な活動を通じて、土砂災害のリスクを低減しながら、環境に対する意識を強化していくことが求められています。新たな試みとしてのこの「戻り苗」プロジェクトは、単なるビジネスではなく、地域と共に成長し、持続可能な社会を支えるための重要な一歩です。これによって生まれる新しい森が、未来の世代にとっても豊かな生態系を提供することを願っています。