新潟・上越市に誕生する「上越みらい公園」
新潟県上越市が進めている「上越みらい公園」プロジェクトは、市民が手を携えて共生の場を作り出そうとする試みです。
子どもから高齢者まで、誰もが安心して挑戦できる環境を提供することを目的としており、希望に満ち溢れた施設が2025年7月の開園を目指して整備されています。
プロジェクトの発端
このプロジェクトの中心となっているのは、かつて不登校で悩んでいた少年がBMXに出会い、挑戦することの重要性を学んだ実体験です。彼はその経験を生かし、市役所にて「上越にも、このような施設が必要だ」と単身で直談判を行ったことがきっかけです。
80人を超える地域の仲間が集まり、彼の思いをサポートするために手作りでスケートパークを設立。これにより、2万人以上がここで楽しい時間を過ごすことができました。コロナ禍においても、地域の協力を得ながらクラウドファンディングを実施し、数々の困難を乗り越えてきた実績があります。
施設の特徴
「上越みらい公園」には、スケートボードやバスケットボール、ダンスステージ、芝生広場など、多世代が交わる複合施設が整備されます。特に注目すべきは、すべての設備が
無料で利用できる点です。これにより、経済的なハードルを取り払い、すべての人がスポーツや自己表現に挑戦できる場を創出します。
地域の魅力を活用
上越市は海と山、街が30分圏内にある自然豊かな地域で、これを活かした「上越発3Sカルチャー」を発信する拠点にもなります。スケートボード、スノーボード、サーフィンを楽しめる立地の良さを生かし、地域の特色を際立たせた施設を目指します。
クラウドファンディングの実施
現在、上越みらい公園プロジェクトはクラウドファンディングを通じて支援を募集しています。目標は600万円で、地元企業を中心に約45社の協力を受けながら、支援の手を広げています。リターンとしては、地元産の新米や手作りの味噌、クラフトビールなど、地域の特産品が用意されているため、単なる寄付ではなく地域の魅力を楽しむことができます。
未来を見据えて
この公園は、スケートボードやバスケットボールを楽しめるだけでなく、地域の交流の場となることを目指しています。「挑戦」と「やさしさ」が共存するこの場所は、上越市にとっての未来の発信基地になることでしょう。
「上越みらい公園」の完成まであと少し。私たちはこのプロジェクトが地域社会に花を咲かせることを心から期待しています。ぜひ、ご注目ください。