株式会社favyが追加資金調達を実施
株式会社favy(ファビー)は、既存株主である阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合から、シリーズDラウンドのファーストクローズにて新たな資金を調達したことを発表しました。この資金は、新たなシェア型フードホールの開発や事業の拡大に向けた運転資金として利用されます。現時点で、セカンドクローズの準備も進められているということです。
資金調達の目的
favyは、今回の資金調達を通じて、今後の事業拡大に向けた大きな一歩を踏み出します。今回の資金は具体的には、札幌の「4PLA」内にオープンした『ODORiBA 大通バル』や、広島の「基町クレド・パセーラ」に続く新たなフードホールの開発などに充当される予定です。また、阪急阪神イノベーションパートナーズを通じて、阪急阪神ホールディングスとのさらなる連携を強化するための資金でもあります。
favyは、今回の投資によって来店計測技術を活用した新たなエリアマーケティング商品を開発し、商業施設や鉄道事業者が持つ顧客基盤データを利用したリテールメディア広告の展開を進める意向です。
favyの業務内容
favyは「RaaS(Restaurant as a Service)」事業を展開しており、飲食体験の向上を通じて不動産価値の最大化を目指しています。複数のデジタルツールを統合した質の高い店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)を提供し、「reDine」や「ネオヨコチョウ」といったブランドのもとでシェア型フードホールを運営。多くのデベロッパーと協力し、飲食フロアの開発支援を行っています。
このRaaS事業では、デジタルを前提とした飲食フロアのコンセプト開発から内装設計、厨房施工までを手がけます。これにより遊休不動産や不人気商業施設に新たな人流と価値を創出し、物件の収益向上に大きく寄与する仕組みを整えています。
代表者のコメント
代表取締役社長の高梨巧氏は、favyが提供するシェア型フードホールが飲食業界に新たな流れを生み出していることを強調しました。これにより、遊休不動産や不人気商業施設が再生され、経済の循環が促進されます。今後もfavyは新たな事業を創出し、シェア型フードホールの運営を広げていく予定です。
会社概要
- - 社名:株式会社favy(ファビー)
- - 所在地:東京都新宿区新宿3-15-11 アドホック新宿ビル4階
- - 代表者:代表取締役社長 高梨巧
- - 設立:2015年7月
- - 事業内容:モバイルオーダーやサブスクリプションシステムなどのSaaS開発・提供、シェア型フードホールやコワーキングスペースの運営、Web広告運用など
- - 公式サイト:favy公式サイト
最後に
favyは今回の資金調達を契機に、事業の拡大と新たなマーケットの開拓に挑戦しており、今後の動向に大いに期待されます。これからの業界変革を牽引する存在としての成長が充分に見込まれます。