シーホース三河の最新リサイクル活動について
プロバスケットボールチーム「シーホース三河」は、環境への配慮として古着のリユースとリサイクル活動を進めることを発表しました。これは、SDGs(持続可能な開発目標)の一環として、ファンや地域の皆さんと一緒に環境問題に向き合う取り組みです。本記事では、詳細をご紹介します。
活動の背景と目的
シーホース三河は、この活動を「Be With」というサスティナビリティプロジェクトとして位置づけています。また、協力企業として株式会社鈴六が加入しており、彼らの支援のもと、古着のリサイクル率向上に取り組んでいます。環境への配慮が求められる現代において、チームとして地域に貢献する姿勢が強調されています。
古着リサイクル活動の詳細
今回の古着回収イベントは、2025年10月11日(土)に行われる秋田ノーザンハピネッツ戦の際に実施されます。ファンの皆さまから集めた古着は、株式会社鈴六でリユース可能なものとリサイクルに分けられます。さらに着用が難しい衣類については、工業用雑巾やフェルトの材料に生まれ変わる予定です。特に、フェルトが製造される際に出る端材は、培地の代用品「ファイバーソイル」として再利用されるとのことです。
加えて、回収された衣類の一部(子ども服を50kg目標)を岡崎市の福祉相談課へ寄付する計画も発表されました。これにより、必要とされる支援にも結びつく取り組みが行われます。
イベント詳細
古着の回収時間は、試合開始前の11:00からとなっており、回収は先着400名に限られています。衣料品を3点持ち込むと、シーホース三河と鈴六のオリジナル木製チャームがもらえる特典も用意されています。回収できる衣類の種類はワイドで、Tシャツやドレスシャツ、スカート、アウターなどさまざまなものが対象です。
過去の成果
シーホース三河がこれまでに実施した古着回収活動も含めて、第一弾では54.5㎏、第二弾では119㎏の古着が回収されました。これにより約246.3㎏のCO₂排出が削減され、これは1家庭が約1か月で排出するCO₂量に相当するとされています。
会社情報
古着リサイクルを手掛ける株式会社鈴六は、愛知県岡崎市に位置し、古着回収において年間3000トンを回収している実績があります。その95%が再資源化され、年間5760トンのCO₂排出削減に寄与しています。
終わりに
シーホース三河のリサイクル活動は、ファンや地域の参加を得て持続可能な未来に向けた重要な一歩です。試合観戦のついでに古着を持参し、楽しく環境問題に貢献してみてはいかがでしょうか。この取り組みが多くの人々に広がることを期待しています。