安全管理に役立つ「tiltoru」とは
株式会社TTESは、1台で様々な場所の傾きを測定できるポータブルスマート傾斜計「tiltoru」のレンタルを2021年6月9日より始めると発表しました。これは、特にインフラやプラント管理者にとって、日常の巡回点検に役立つデバイスです。
「tiltoru」の特徴
このポータブル傾斜計の大きな特徴は以下の3つです。
1.
ポータブル性: 「tiltoru」は携帯可能なデバイスですので、複数の場所での測定が簡単に行えます。
2.
データ確認の利便性: 計測したデータはPCやスマートフォンで簡単に確認できるため、実用性が高いです。
3.
スマートフォンとの連携: QRコードを使ってスマートフォンと簡単に接続でき、ネットワークへの接続も容易です。
これにより、これまでの据え置き型デバイスとは異なり、いつでもどこでもすぐにデータ収集が行えるようになりました。
誕生の背景
近年、地震などの自然災害が増えている中で自治体の早期復旧が求められています。しかし、従来の測定手法では、電力供給の停止や通信ネットワークの不具合が影響し、安全に関する定量的な判断を行うための情報収集が難しい場面もありました。「tiltoru」は、そのようなニーズに応えるために開発されました。
ポータブル化されたことで、計測装置は常に良好な状態で利用でき、故障時にも他のデバイスでカバーすることが可能です。日常使用においても、設置型デバイスのメンテナンス費用を抑える手段として有効です。
利用シーンと対象者
「tiltoru」を使うのに適した利用者は、インフラ管理者、プラント管理者、工場管理者などです。日々の巡回点検で、施設の経時変化を把握するために利用できます。特に、災害発生前に計測を行うことで、有事後の安全判断に役立つ情報を収集できます。
また、災害後の混乱時でも、「tiltoru」は簡単に設置でき、経時変化を捉えることができます。このように、「tiltoru」は早期対応と安全性の確保に貢献します。
製品概要
「tiltoru」のレンタル価格は月額48,000円(税抜)で、クラウド利用料およびスマートフォン接続も含まれています。詳細は《
株式会社TTES》の公式サイトにてご確認ください。
まとめ
株式会社TTESは、潜在的なリスクに対する定量的なデータを提供し、持続可能な社会の実現に向けた技術のサービス化に取り組む企業です。傾斜計「tiltoru」を利用することで、安全な施設管理を実現し、多くの現場での安心を提供します。この新しいデバイスが、インフラ管理や災害対応にどのような影響を与えるのか、今後の展開が非常に楽しみです。