リーダーシップと経営者の成長に関する近藤氏の体験
ファンファーレ株式会社の近藤ゆきと氏は、組織の成長と持続的な発展を目指し、コーチングを通じて自身のリーダーシップスタイルを大きく変革しました。近藤氏が受講したのは、「CoachEdマンツーマン研修プログラム」です。このプログラムは、個別のニーズに基づくエグゼクティブコーチングを受けながら、リーダーのあり方や関わり方を探る内容となっています。
近藤氏がこのプログラムを受講しようと思った背景には、ファンファーレがダウンサイジングを決断したことがあります。組織の拡大期からのつまずきがあり、その中で過度な期待や、経営者としての一方的なコミュニケーションスタイルが問題視されていました。この状況を打破するべく、近藤氏は半年間にわたるコーチングプログラムを受講することを決意しました。
期待した変化と具体的な目標
プログラムの中で目指したのは、まず自らのセルフマネジメントの向上です。特に、経営者としてのコミュニケーションのスタイルを見直し、メンバーの主体性を育む組織文化の醸成を図ることが重要だと考えました。加えて、フラットな対話が行える環境を整えることで、組織内の雰囲気を改善する試みがなされました。
研修を通じた実際の効果
このプログラムを受ける中で、近藤氏は様々な気づきを得ることができました。「議論が代表の意見に引っ張られすぎる」という問題が改善され、今ではメンバーの意見を引き出すことができるようになりました。また、経営者自身が固定観念から解放されることで、柔軟なコミュニケーションが実現。これにより、各メンバーの主体性が向上し、建設的な対話が可能な関係性が築かれました。
加えて、ミドルマネージャーからの相談が増加し、特に問題を未然に防ぐための早期相談が活発化したことも嬉しい変化の一つです。このように、組織全体のレベルアップへと貢献することができたと、近藤氏は強調しています。
リーダーシップの新しいフェーズへ
近藤氏のインタビューからは、従来の「答えを出す」スタイルから「引き出す」経営スタイルへの転換が伺えます。以前は、「こうあるべき」という従来の枠組みに対する恐れがありましたが、これを手放すことで、メンバーの持つポテンシャルを引き出す力を得ることができたのです。このような変化は、ファンファーレ株式会社の経営においても大きな意味を持っていると言えるでしょう。
会社情報
ファンファーレ株式会社は、強靭な社会インフラの構築をミッションとし、情報インフラとなるソフトウェアを提供しています。近藤氏が求めたのは、組織が持続的に成長するための基盤づくりであり、それを実現するためにコーチングが果たす役割は今後も期待されるでしょう。