スーパーアプリの新製品
2024-07-11 09:43:49

ゲーム開発のノウハウを生かした農業テック!スーパーアプリがアクアポニックス向けIoTフィルターを新発売

ゲーム開発の経験を生かし、農業分野へ進出!スーパーアプリがアクアポニックス向けIoTフィルターを新発売



株式会社スーパーアプリは、ゲームコンテンツの制作とアクアポニックス向けIoTの開発を行う企業だ。同社は、2010年の設立以来、PCやスマートフォン向けゲームを提供してきたITベンチャー企業だ。

2017年からは、ボウリングゲームなどのカジュアルゲームを、全世界で約30億人が利用するFacebook向けに提供し、のべ1.9億人以上のプレイヤーにゲームを楽しんでもらってきた。

ゲーム開発で培ったAI技術を活用し、2021年にはスマート農業分野へ進出。水耕栽培や陸上養殖のデータを管理するIoTサービス「マナシステム」の提供を開始した。

翌2022年には、同システムを使い、野菜の栽培と魚の養殖を同時に行うアクアポニックスという新しい農法で自社農園「マナの菜園」を開園。一般消費者向けに、野菜の販売も行っている。

アクアポニックスとは?



アクアポニックスは、水産養殖を意味するアクアカルチャーと、水耕栽培を意味するハイドロポニックスを組み合わせた言葉で、魚と野菜を一緒に育てる農法だ。

魚のフンはバクテリアによって分解され、植物の栄養素となる。植物はその栄養素を使って成長し、浄化された水が魚の水槽に戻される。

残餌や排泄物の混じった排水がないため環境負荷が低く、生きた魚がいるため農薬や化学肥料も使わない。エコでサステナブルな循環型農法として注目されている。

国内最大級のアクアポニックス農場「マナの菜園」



スーパーアプリは2022年12月、岐阜県加茂郡八百津町に、面積2,800平方メートルの国内最大級のアクアポニックス施設「マナの菜園」を開園した。

この施設では、水耕栽培でリーフレタスやロメインレタスなどの葉物野菜を生産し、同時に陸上養殖でティラピアやチョウザメを育てている。

生産された野菜は、中京圏を中心にスーパーマーケットへ卸しているほか、産直ECサイト「食べチョク」経由で日本全国へ販売されている。

新製品「マナシステム® IoTフィルター」とは?



スーパーアプリは、2024年7月24日から、マナシステム®シリーズの新製品「マナシステム® IoTフィルター」を販売する。

この製品は、陸上養殖や水耕栽培、アクアポニックスなどで使われるフィルターの稼働状況を24時間、遠隔監視できるシステムだ。

従来、フィルターは現地で計器を確認したり、あるいは月1回など期間を決めて清掃する必要があった。しかし、本製品を導入することで、フィルターをIoTセンサーで24時間、遠隔監視できるようになる。

ろ過能力低下を検知すると、マナシステム®経由でアラートをPCやスマートフォンへ送信。担当者にアラートが届くため、最適なタイミングで逆洗浄を行える。

これにより、フィルターを洗浄する最適なタイミングがわかり、毎回現場へ行く必要がなくなり、浄水の節約にも繋がる。環境保全にも貢献する画期的な製品だ。

まとめ



スーパーアプリは、ゲーム開発で培った技術を活かし、農業分野へ進出。国内最大級のアクアポニックス農場「マナの菜園」を開園し、環境負荷の低減と食の安全に貢献している。

新製品「マナシステム® IoTフィルター」は、アクアポニックスの効率化と環境保全に役立つ画期的な製品だ。今後もスーパーアプリの農業分野における活躍に期待したい。


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