『越境企業』のはじめ方
著者の瀬戸口航が手がけた新刊『越境企業』のはじめ方が、2022年6月24日にディスカヴァー・トゥエンティワンから発売されました。本書は、企業の新たなリーダーを育成するための「越境学習」に重点を置いた内容で、著者の長年の経験をもとにした具体的な方法論を紹介しています。
書籍出版の背景
ファーストキャリアは2006年に設立され、企業で成長を目指す若者のキャリア構築をサポートすることを目的とした事業に従事してきました。その活動の一環として、毎年約2万人の新入社員研修を担当しており、若手社員の人材育成や組織開発に力を入れています。
近年、社内環境や育成施策が変化する中で、次世代リーダーの育成が急務となっています。そのため、マインドセットの転換や「越境学習」の導入が必要とされるようになり、著者は自身の経験を通じて、外部との接点を持ち成長する機会の重要性を実感してきました。
本書は、こうした背景のもとで、より多くの企業に「越境学習」の具体的手法を知ってもらいたいという思いから執筆されました。
本書のポイント
『越境企業』のはじめ方では、著者が十数年にわたり関わってきた若手から次世代リーダーの育成について、彼自身が見つけた人材育成の潮流を伝えています。具体的には、以下のポイントに触れています。
企業における最新の人材育成ステージや、「越境学習」の重要性について述べ、どのように推進していくかを探ります。
実際のプロジェクトやプログラムを通じて見えてきた、越境学習の成功要因や失敗事例について述べています。
企業の人事担当者や官民のオピニオンリーダー、また新しい組織関係性を構築している既存社員の現場からのインタビューを通して、さまざまな視点を提供しています。
著者自身が考えるリーダー育成について、単に育成の対象とするのではなく、組織改革のキーレバーとしての若手の位置づけを示します。
本書は、経営者や人事担当者に向けて、特に越境学習を導入しようと考えている企業にとっての貴重なガイドブックとなるでしょう。
書籍情報
- - 書籍名:「越境企業」のはじめ方
- - 著者名:瀬戸口 航
- - 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- - 電子版:あり
- - 発売日:2022年6月24日
- - ページ数:205ページ
- - 定価:本体1,400円+税
- - Amazonリンク
著者プロフィール
瀬戸口航はファーストキャリアの代表取締役社長であり、また株式会社セルムの執行役員でもあります。早稲田大学商学部を卒業後、自動車業界支援事業部に入社。その後、コンサルタントとして新規事業立ち上げや人材育成に広く関与してきました。現在は、リーダー育成に関して異分野との融合を図り、地方創生などのプログラムも手がけています。