熊本のいちご「ゆうべに」が迎える10周年
熊本県が誇るオリジナルいちご品種「ゆうべに」が、令和7年産の出荷開始から10周年を迎えました。この記念すべき瞬間は、県の農業の努力と地域の生産者たちの貢献によって実現しました。「ゆうべに」は、初めて出荷を開始した2015年から今まで、徐々にそのシェアを広げており、最新の出荷データによると昨年の出荷量は全国で3位に達しました。
「ゆうべに」の特徴
「ゆうべに」は、熊本県農業研究センターが約10年間の集大成として生み出したいちごです。その名は、全国から5178件の応募の中から選ばれたもので、熊本の「ゆう」といちごの「紅(べに)」という言葉を組み合わせたものです。このいちごの特徴は、濃い赤色と大きな粒で、甘さと酸味のバランスが非常に良く、上品な味わいを楽しめる点です。また、11月から12月の間は収量が特に多く、ビジネス面でも強みを持つ品種です。
生産者と支援の軌跡
近年、令和7年に発生した豪雨がいちご苗に甚大な影響を与えましたが、生産者たちの粘り強い努力により、迅速に状況が回復しました。熊本県では生産者のシード確保をサポートする取り組みも進めており、新たな出荷シーズンを迎えることができました。
10周年を祝う新たなプロジェクト
記念すべき10周年を祝うため、熊本県は「ゆうべに」の新たなロゴマークを創作しました。このロゴは「絆と感謝」をテーマにしており、いちごの株と子株を繋ぐ「ランナー」が絆の象徴となっています。このロゴは、「くまモン」のキャラクター「ゆうべに三郎」とのコラボレーションによって完成し、全国に向けたPR活動で使用されます。
10周年キャンペーンの詳細
また、10周年を祝うキャンペーン「絆×感謝~ありがとう~」も行われます。キャンペーンでは、メッセージ投稿、いちごに関するアンケート、フォトコンテストなどが用意されています。例えば、メッセージ投稿では、家族や友人、生産者への感謝の気持ちを惜しみなく伝え、優秀作品は特設サイトで公開される予定です。
コラボ商品の展開とPRイベント
さらに、さまざまな企業とのコラボレーションにより、ユニークなスイーツやお菓子が続々と発売予定です。本格的な出荷が始まるこの時期、首都圏を中心に多くのPRイベントも予定されています。特に、松屋銀座での「くまもとモングルメフェア」や、池袋・サンシャインシティでの「いちごのレストランフェア」が注目されています。特にサンシャインシティでは「ゆうべに」を使った飲料の販売も行われます。横浜赤レンガ倉庫では全国のいちごを集めた大規模イベントも開催され、「ゆうべに」の特別販売も予定されています。
まとめ
「ゆうべに」は、熊本県のいちごの中でも特に愛され続けてきた品種です。10周年を迎えるにあたって、生産者たちは新たな挑戦と努力を続けています。この特別な年だからこそ、多くの人たちも「ゆうべに」の魅力を再発見し、その甘さを楽しむことができるでしょう。今後の「ゆうべに」の成長と展開に、引き続き注目していきましょう。