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フタワソニックの臨床試験：視力改善だけでなく睡眠の質向上も検証

株式会社フタワが開発した視力改善治療機器「フタワソニック」が、昨年12月に開催された「第25回日本統合医療学会」で行われた臨床試験において、睡眠の質を向上させる可能性が示されました。これにより、視力回復に加えて、睡眠改善にも寄与できることが明らかになりました。

臨床試験の概要

この臨床試験は、厚生労働省から「偽近視の視力改善治療機器」として承認されている「フタワソニック」を利用して行われました。実施地は新宿区の若松河田クリニックで、磯崎収医師が中心となって行われました。対象者は睡眠障害を抱えた男女20名で、治療は5週間にわたって行われました。

結果と効果

治療の結果、ピッツバーグ睡眠質問インデックス（PSQI）において、全例が有意に改善したことが報告されました。PSQIは、自覚症状の改善を測定するための有力な指標であり、このデータは睡眠の質が著しく向上したことを示しています。また、Fitbitを用いた睡眠スコアとも相関関係が確認され、客観的なデータでも睡眠の質が改善していることが証明されました。

さらに、治療前後の血小板数の変化も解析され、トリートメントによって血小板数が有意に増加したことが確認されました。これは、超音波治療による健康改善という新たな発見であり、フタワソニックの可能性がさらに広がることでしょう。

フタワソニックの特長

フタワソニックは、1962年に開発された歴史のある医療機器で、これまでに50万台以上の実績があります。元々は美顔器として開発されたものが、眼科医や工学博士の研究により、視力回復効果が認められ、眼科用医療機器へと進化を遂げました。

このデバイスは手持ち式で、ユーザーが簡単に操作できる点が特長です。電源は単三乾電池またはACアダプターを使い、超音波クラスターの効果により、約10分間の治療で不快な症状を和らげることが期待できます。また、製品には1年間の保証がついており、安心して使用できる環境が整っています。

今後、フタワ社はこの臨床試験の成果を受けて、さらなる研究を続ける予定です。未来への期待が高まる中、視力改善だけでなく、睡眠の質向上という新たな可能性を秘めたフタワソニックに注目が集まっています。そして、この機器が多くの人々の生活の質を向上させる手助けとなることでしょう。

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