サプリメントと機能性表示食品の利用実態
近年、サプリメントや機能性表示食品の需要が高まり、市場が活性化しています。しかし、健康被害の事件などが報道される中、品質や安全性に対する関心はますます高まっています。株式会社EASが実施した調査によれば、定期的にサプリメントを摂取している利用者の約半数が、品質や安全性について何らかの不安を抱いていることが明らかになりました。
調査の概要
この調査は、2025年12月9日から10日にかけて行われ、1,019人が対象となりました。主な目的は、サプリメントなどの機能性表示食品を利用する際の基準や目的、選定要因について把握することです。調査結果からは、消費者がどのような点に注意を払い、どのような製品を信頼しているのかが浮き彫りになりました。
定期的な摂取目的と選定基準
調査結果によると、サプリメントを摂取する主な目的は『健康維持・予防(71.1%)』が最も多く、次いで『体調管理・改善(51.1%)』『美容(20.8%)』とのことです。現代人は、体調を整えるために利用する傾向が強いようです。
サプリメントを選ぶ際の重視ポイントは『価格(49.5%)』が最多で、『成分内容(45.0%)』『科学的根拠(40.3%)』と続きました。この結果は、消費者がコストを重視している一方で、商品の内容や裏付けを求める傾向もあることを示しています。
不安を感じる理由
例えば、サプリメントを利用する上で品質や安全性に不安を抱く理由について尋ねたところ、最も多い答えが『健康被害のニュースを見た(52.5%)』というものでした。また『効果が本当にあるのかわからない(50.9%)』『成分や製造工程が不透明(29.6%)』といった意見もありました。
このように感じる背景には、消費者がサプリメントに対し高い透明性を求めていることが窺えます。また、実際に不安を感じた経験としては、回収の連絡を受けたエピソードや効果を実感できなかった事例も多く挙げられていました。
安全性の確認方法
不安を感じた消費者は、どのように安全性を確認しているのでしょうか。調査によれば最も多かったのは『公式サイトで成分・データを確認する(45.7%)』という回答で、その後に『SNSや口コミをチェックする(36.0%)』『医師・専門家に相談する(24.9%)』が続きます。
この結果は、企業の発信する情報や有識者の意見が消費者にとって重要であることを示しています。特に企業の透明性が求められる現状において、公式サイトでの情報提供が信頼構築のカギになると考えられます。
信頼できる商品の条件
消費者にとって信頼できる商品の条件は何でしょうか。調査の結果、『臨床試験を実施している(57.5%)』という意見が多数派で、『原材料や配合量を明確に開示している(54.9%)』『安全性データを提示している(44.7%)』という意見も多くありました。臨床試験の実施が信頼性を高める要素として浮上しています。
同じ価格帯の他の商品と比較した場合、93.1%が『臨床試験を実施している商品を選びたい』と回答し、臨床試験の有無が選択において大きな差別化要因であることが示されています。
まとめ
今回の調査を通じて、サプリメントユーザーが感じる不安や求める条件が明確になりました。約半数の利用者が品質や安全性に不安を感じる中で、特に重視されているのは臨床試験による科学的根拠です。今後、企業は消費者の信頼を得るために、積極的な情報開示と臨床試験の実施が求められます。透明性を持った取り組みこそが、ブランドとしての信頼性を高め、消費者から支持される鍵となるでしょう。
株式会社EASは、ヒト臨床試験を通じてサプリメントのエビデンス構築を支援する専門機関です。詳しくは公式サイトでご確認ください。