AIボイスボット「commubo」がBrekekeと技術連携
近年、企業のカスタマーサービスにおいてAIの活用が進んでいますが、その中でも特に注目を集めているのが、株式会社ソフトフロントホールディングスの子会社である株式会社ソフトフロントジャパンが提供するAIボイスボット「commubo」です。この度、「commubo」は株式会社日本ブレケケが提供するコンタクトセンターシステム「Brekeke・コンタクトセンター・スイート」との連携を実現したことを発表しました。
シームレスな内線接続による新たな顧客体験
一般的に、ボイスボットが有人オペレーターに引き継ぐ際、外線経由での転送が必要となり、その結果として転送コストが発生したり、顧客の発信元番号がオペレーターに引き継げなかったりという課題が存在します。しかし、今回の新たな連携により、ボイスボットをPBX(私設交換機)と直接接続することで、内線構成に組み込むことが可能となりました。これにより、外線転送時のコスト削減や、発信元番号の自動取得が実現されたのです。
企業はこれにより、顧客からのお問い合わせ対応にかかるコストと、オペレーターの手間を同時に削減し、ボイスボットの導入障壁を下げることが期待されています。顧客体験が向上し、サポート業務全体の効率化が図れるでしょう。
CRMとの連携で情報の即時反映
さらに、今回の連携ではCRM(顧客関係管理)との統合も実現しました。ボイスボットによる応対内容のテキストおよび音声データを、転送時にBrekeke CRMの画面上に即時に表示できるようになったのです。これにより、オペレーターは顧客情報やコールの理由を、何も知らないまま対応せずに一つの画面で把握できるため、応対がスムーズに進みます。
結果として、顧客は二度聞き返されることがなく、通話時間が短縮されるため、顧客満足度が向上します。企業が顧客へのサポートを提供する際の効率化が不可欠な現在、このような新しい技術の導入は非常に意義深いものです。
簡単な連携とデモ展示の機会
Brekeke・コンタクトセンター・スイートを利用中の方々は、追加ライセンスを取得することなくすぐに「commubo」との連携が可能です。また、今回の連携はブレケケユーザーからのボイスボットとの連携希望に応える形で実現されたものであり、両社の技術的な連携の成果と言えるでしょう。
この新たな連携を体感したい方は、11月に東京で開催される「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス 2025」の日本ブレケケブース(小間番号4E-16)にお越しください。
自然会話AIボイスボット「commubo」の特徴
「commubo」は、継続的かつ複雑な音声会話に対応できる自然会話AIボイスボットです。高速処理の自然な会話機能に加え、システム連携や自動化機能が充実しており、導入企業の業務フローに応じた柔軟性を持っています。また、コンタクトセンター業務以外にも様々な業界で効率化や生産性向上を支援しています。
最後に
この連携は、ソフトフロントが長年培ってきたIP電話技術を基盤に、多様な電話システムとの相互接続やAPI連携の経験が活かされています。これにより、AIボイスボット「commubo」が提案するCTI/CRM連携ソリューションを通じて、さらに多くの企業サポートが可能になるでしょう。定期的に新しい情報が発表されるので、関心のある方はぜひ詳細を公式ウェブサイトでご確認ください。