AI復習支援サービス「まなりぴ」の実証実験成果
神奈川県川崎市に位置する洗足学園小学校で行われた実証実験の結果、AI復習支援サービス「まなりぴ」が児童の学習意欲を高めることが明らかになりました。青山学院大学と株式会社エスシーシー(SCC)の共同プロジェクトによるもので、実際に児童たちがこのサービスを体験することで、その効果を検証しました。
実証実験の概要
実験は洗足学園小学校の5年生を対象に、社会科の歴史に関する学習を行いました。「まなりぴ」を利用した児童と利用しなかった児童のテスト結果を比較することで、学習効果を評価しました。特に、AIが提供する個別指導形式が、児童の理解を深め、復習を楽しくする要素として注目されました。
検証結果の詳細
実証実験による結果は、青山学院大学教育人間科学部の北澤武教授によって分析されました。次のような重要な成果が報告されています。
1.
学習成果の向上
「まなりぴ」を1時間以上利用した児童は、テストにおいて偏差値が平均で3.3ポイント向上しました。それに対して、利用しなかった児童の成績は横ばいでした。これはAIが提供する個別の学習サポートが、児童の理解度や記憶定着に寄与していることを示唆しています。
2.
学習意欲と体験の改善
児童に実施したアンケートでは、「まなりぴ」を利用することで学習が楽しくなるという回答が80.8%、自己理解を深めるという回答が82.7%と高い数値を記録しました。これは、AIとのインタラクションが児童の自主的な学びを促進している証拠とも言えます。
3.
教育現場での実用性
教員の視点からも、高評価の声が上がりました。「まなりぴ」の操作方法が直感的で、教員が児童に手取り足取り説明する必要がなかったため、教員の負担が軽減されたとのことです。
児童たちの声
使い始めた児童からは「分からないところをじっくり教えてくれる」「家でも復習ができる」などの好意的なフィードバックが多く寄せられました。このように、AIが児童の学習をサポートする新しいモデルが実証されました。
社会科担当教員のコメント
社会科の教員である宮田先生は、授業後の知識の整理を「まなりぴ」に任せることで、児童たちがアウトプットする時間を増やしていると語りました。AIが児童に話しかけて学習をスタートする役割を担うことで、より多くの児童が積極的に学ぶ姿勢を見せていると感じているそうです。
「まなりぴ」とは
「まなりぴ」は、AIと対話しながら学習内容を整理する新しい形の復習支援サービスです。児童一人ひとりに最適な質問を投げかけることで、受動的な学習から能動的な知識の整理へと導きます。これによって、思考の整理や自分の言葉での解説が促され、深い理解が得られます。
無料トライアル校の募集
現在、SCCでは「まなりぴ」を正式リリースするにあたり、期間限定の無料トライアル校を募集中です。AIを利用した新しい教育方法を試してみたい教育機関の皆様は、ぜひこの機会を利用してください。募集は2025年10月23日から2026年3月31日までです。
詳しくは公式サイトもご覧ください:
「まなりぴ」公式サイト
教育技術の革新がもたらす未来の教室に向け、児童たちが自発的に学ぶ姿をしっかりとサポートする新たな一歩が踏み出されたことを、私たちは期待しています。