EMシステムズとプレカルが実現する処方箋入力の新時代
株式会社EMシステムズが、グループ会社であるプレカルと連携し、革新的な処方箋入力サービスの製品開発に着手することを発表しました。このサービスは、薬局業務の効率化を目指す重要な取り組みであり、2026年12月のリリースを予定しています。
プロジェクトの進展
本プロジェクトは、今年3月に開始された実証実験に基づいています。当初は2026年内のリリースを計画していましたが、中間評価の結果を踏まえ、具体的な時期として2026年12月を設定しました。このサービスは、薬局での処方箋入力作業を自動化することを目的としており、調剤業務の中核を担うものとして位置付けられています。
実証実験の成果
実証実験では、薬局から送信された処方箋画像に基づき、平均約2分以内にデータを返却しています。また、入力の正確性は99%以上という高い水準を維持しており、現場からはベテラン事務員が行うような品質の入力が実現されているとの評価を受けています。これは、OCRによる自動化だけではなく、薬局ごとのルール化や人間のチェックが組み合わさっているからこそ可能なのです。
課題と製品版への道
実証実験を通じて、数々の成功が確認された一方で、製品化に向けて解決すべき課題も浮き彫りとなっています。現在はデータ化とレセプトコンピュータへの登録に取り組んでいますが、製品版ではより多くの機能拡張を目指しています。これにより、薬局で行われていた入力・判断の領域を広げることが期待されています。
また、データ化に必要な情報は、過去の調剤履歴や患者ごとの事情などが含まれます。製品版は、これらの確認作業を薬剤師が最小限の手間でできるように設計される予定です。これにより、薬局の業務効率がさらに向上するとの期待が寄せられています。
未来に向けた展望
EMシステムズは、中期経営計画の中でこのサービスの市場投入を重要なステップとしています。薬剤師が事務作業から解放され、患者への指導や地域医療への貢献に専念できる環境を実現することが目標です。実証実験は引き続き行われ、開発にもフィードバックが反映される予定です。
この新しい処方箋入力サービスは、薬局業務を根本から見直す一歩となるでしょう。EMシステムズとプレカルの連携によって、薬局の業務効率を向上させる未来が見えることを期待しています。薬局での体験向上は、患者の待ち時間の短縮にも寄与し、より良い医療サービスを提供する鍵となります。
EMシステムズとプレカルについて
EMシステムズは医療機関向けシステムの開発を行っており、プレカルは処方箋自動入力システムを専門としています。両社の強みを活かし、調剤業務の効率化を図る本サービスは、業界全体にとって大きな影響を及ぼすことでしょう。