賃貸経営を変革する新提携
2023年2月3日、賃貸物件の管理において重要な進展がありました。株式会社CAPCO AGENCYとレスキュー損害保険株式会社が新たに提携し、長年の課題であった入居者の損害保険未加入および更新漏れの問題に真剣に取り組むことになりました。
背景:無保険リスクの現状
賃貸住宅市場では、ほとんどの入居者が入居時には火災保険に加入していますが、契約更新時においては多くの入居者が未加入の状態になることが指摘されています。この問題は更新案内を行う管理会社にとっても厄介なもので、実際の加入状況を把握し続けることが困難です。結果として、火災や漏水事故が発生した場合、入居者やオーナーにとって大きなリスクとなり得るのです。
提携の概要
両社の提携では、損害保険の包括契約と家賃の包括収納・保証という二つの仕組みを連携させています。
1. 包括保険契約
レスキュー損保が提供するこの仕組みでは、保険加入が確認できていない入居者に対して、住戸単位で包括的に補償が行われます。これによって、個別の保険契約にかかる手間を省くことができ、事故発生時の対応がスムーズになります。
2. 包括家賃収納・保証
CAPCO AGENCYによるこの仕組みでは、一棟単位で家賃の収納と保証が行われます。この方法により、入居者ごとの保証契約状況に左右されることなく、管理体制がシンプル化されます。家賃の統一送金によって管理業務にかかる負担が軽減され、経営の安定化も期待できます。
運用の流れ
提携されたシステムでは、管理会社が対象住戸リストをCAPCO AGENCYに提出し、家賃収納が一元化されます。その後、保険加入が未確認な入居者についてはレスキュー損保の包括保険が適用される仕組みです。これにより、管理会社は入居者の保険加入状況を常に把握する必要がなくなり、業務の省力化が可能となります。さらに、事故発生時の対応窓口も整理されることで、よりスムーズに問題解決が図れるでしょう。
コストについて
包括保険のコストは月額410円(非課税)で、例えば10戸の物件であれば月額約4,100円で無保険リスクに対処できることになります。この保険料は新規契約時に入居者から同意を得て負担するという運用方法も可能です。
新スキームの意義
この提携は新しい保険商品を開発するのではなく、既存の保険と家賃収納の仕組みを融合させて効果を高めるものです。これにより以下の利点が期待されます。
- - 管理会社の保険確認業務と収納業務負担の軽減
- - オーナーにとってのリスク低減と安定した収益
- - 入居者の事故時における補償確保
今後の展開
CAPCO AGENCYとレスキュー損害保険は、今後中小規模の管理会社にもこのスキームを提供することで、賃貸管理における「保険未加入リスク」という課題を解決し、同時に業務の効率化を図る方針です。
会社概要
株式会社CAPCO AGENCY
- - 所在地:愛知県名古屋市中区丸の内2-1-37 エスパシオ丸の内4階
- - 代表者:髙嶋 明徳
- - 事業内容:賃貸不動産管理業、家賃の収納・送金・保証サービス
- - 公式サイト
レスキュー損害保険株式会社
- - 所在地:東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー29階
- - 代表者:杉本 尚士
- - 事業内容:損害保険業(JBRグループ)
- - 公式サイト
この提携によって、賃貸経営がより安全で効率的なものとなることが期待されます。