冨樫教授、医療大賞受賞
2025-01-28 23:03:24

岡山大学の冨樫教授が第7回日本医療研究開発大賞を受賞

岡山大学の冨樫教授、医療研究における大きな功績



岡山大学学術研究院医歯薬学域の冨樫庸介教授が、このたび第7回日本医療研究開発大賞の「AMED理事長賞」を受賞しました。この受賞は、2025年1月17日に首相官邸にて行われた授賞式で、石破茂内閣総理大臣などの参列のもと、AMEDの三島良直理事長から表彰状が授与されました。これは日本の医療研究の発展に寄与した優れた業績に対するもので、冨樫教授の研究成果が特に高く評価された結果です。

腫瘍浸潤リンパ球の新たな発見



冨樫教授は「腫瘍浸潤リンパ球における新しいミトコンドリア異常の発見」に関する研究で、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の効果の鍵となる腫瘍浸潤リンパ球(TIL)の機能低下におけるメカニズムを世に知らしめました。この研究の結果、がん細胞の中に見られる異常なミトコンドリアがTILの機能を低下させることが初めて解明され、今後のがん治療法の向上に向けた期待が寄せられています。

教授は受賞に際して「多くの方々のサポートに感謝し、これからも研究にしっかり取り組んでいく」と、その意気込みを語りました。また、岡山大学・那須保友学長も、「冨樫教授の受賞は本大学の研究力向上にとって大きな励みであり、全国的にも優秀な若手研究者であることを示した」とコメントしました。

岡山大学の取り組み



岡山大学は「若手研究者支援パッケージ」を策定し、厳しい財政環境の中でも戦略的に優秀な若手研究者を育成するための支援を行っています。これにより、岡山大学は地域の研究拠点だけでなく、全国的としても重要な役割を果たすことを目指しています。

冨樫教授の業績は、ただの研究成果に留まらず、今後の日本の医療分野における研究者のインセンティブや国民の理解を得ることにも寄与するでしょう。特に、がん治療の現場では免疫療法の重要性が増しており、教授の研究が新たな治療法の確立につながることが期待されています。

これからも岡山大学の研究者たちは、国際的にも通用する優れた研究を続け、地域だけでなく、世界の科学技術の発展にも貢献していくことが望まれています。冨樫教授の今後の研究成果に大いに期待が寄せられています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。