光秀と福知山
2020-01-31 08:00:12
明智光秀の城下町を考えるシンポジウムが福知山市で開催
福知山地域の水害と治水に関するシンポジウム開催
京都府福知山市は、戦国時代の名将・明智光秀によって築かれた城下町として知られています。この地は、光秀が果敢に取り組んだ治水事業の歴史を色濃く残しています。福知山では、最近の気象事情の悪化を踏まえ、地域の水害対策に特化したシンポジウムが行われる予定です。
シンポジウムの概要
このシンポジウムは令和2年3月1日に予定されており、当日は二部構成で行われます。第一部では、法川排水機場の見学が予定され、明智光秀が築いた堤防の名残である"明智藪"を参加者で確認できます。参加は無料で、地元の学生や住民が約40人程参加予定です。また、参加者には特別に「まいこ金時焼いも缶詰」が配布されます。
第二部では、「水害に強い安心・安全なまちづくりシンポジウム」が開催され、定員300人の大型イベントとなります。気候変動や水災害についての基調講演、また専門家によるパネルディスカッションが行われ、地域の水害対策について深く考える機会となります。
登壇者のご紹介
基調講演では、京都大学防災研究所の中北英一教授が、気候変動がもたらす水災害の影響と、それに対する適応についての知見をもたらします。さらに、気象予報士の坂下恵理さんが、最近の気象災害の激甚化についてわかりやすく解説します。最後は有識者が集まり、実際に行われる水害対策の取り組みについて議論を展開します。
福知山市と明智光秀
福知山市は、明智光秀によって築かれた城下町であり、その歴史は地域の治水活動と密接に結びついています。暴れ川だった由良川の特性を理解し、治水に尽力した光秀の取り組みは、今日の福知山の基礎を形成しています。今でも当時の名残を留める土地が点在し、堤防を神体とする「堤防神社」や、水害の歴史を学べる「治水記念館」も存在します。
まとめ
福知山が抱える水害の問題は今なお重要であり、地域住民と専門家が協力し合うことが、未来のための大切な鍵となることでしょう。このシンポジウムを通じて、一人でも多くの人が関心を持ち、地域の安全に向けた取り組みに参加することを期待します。明智光秀が築いた歴史ある町で、私たちも未来のことを考えるきっかけを得てみましょう。
会社情報
- 会社名
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京都府福知山市
- 住所
- 京都府福知山市字内記13-1
- 電話番号
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