DNPが手がけるメタバースラーニングシステムが特別賞を受賞
このたび、monoAI technology株式会社が開発したメタバースプラットフォーム『XR CLOUD』を活用した、大日本印刷株式会社(DNP)の“メタバース空間を利用したラーニングシステム”が、Metaverse Japan主催の「JAPAN Metaverse Awards 2024」において特別賞を受賞しました。この受賞は、教育の在り方を根本から変える一歩とされています。
教育の新境地を切り開く
DNPが展開するこのラーニングシステムは、特に不登校の子どもたちに向けて設計されています。システムはリアルとバーチャルな要素を融合させた3Dメタバース技術を利用しており、参加者は自分のアバターを使って交流します。これにより、学生が安心して学べる環境を提供することを目指しています。
参加しやすい環境設計
本システムは、児童・生徒が自由に参加できるよう配慮されています。アバターを通じて感情を豊かに表現できるため、通常の教室では得られない活発なコミュニケーションが図れます。これにより、学校に居場所を感じられない児童・生徒でも、安心して参加できる教育の場を用意しています。
受賞理由との期待
Metaverse Japanの理事、杉山知之氏は、この受賞についてコメントし、「不登校児問題は現代の公教育において解決すべき重要な課題です。このシステムは教室という空間の要素をシンプルに設計しており、児童たちが学校にいるという感覚を自然に持つことができるため、今後の参考となる作品です」と語りました。
XR CLOUDの特色
『XR CLOUD』は、monoAI technologyが長年の技術を集めて開発した大規模なメタバースプラットフォームです。このプラットフォームでは、iOS、Android、Windows、MacOSなどマルチデバイスに対応しており、複数の仮想世界にシームレスにアクセスし、コミュニケーションや商品の取り引きが可能です。現実世界との境界を越えた新たな体験を提供します。
会社情報
monoAI technology株式会社は、兵庫県神戸市に本社を置き、2013年に設立されました。代表取締役社長の本城嘉太郎氏のもと、最新技術を駆使した教育ソリューションの提供に取り組んでいます。教育分野におけるメタバースの可能性を広げるこの取り組みが、今後どのように発展していくのか、注目されます。
詳細については、
monoAI technologyや
XR CLOUDをご覧ください。